製品情報

アルミニウムAluminium

アルミニウム

比重が2.7と軽く、加工性も良好で、耐食性にも優れている軽金属。純度の高いアルミは柔らかく、加工がしやすい特性の反面、強度が低く工業用部品に不向きではあるが、添加元素を加え合金にし、熱処理も行う事によって強度などを調整した多種多様なアルミ合金が存在します。その特性は、熱伝導性、電気伝導性や非磁性などがあります。また人体にも無毒で、腐食しにくく融点が低い為、リサイクル性にも優れています。用途で一般的に知られているのが1円玉、アルミサッシ、アルミホイル、アルミ缶などの日用品や、航空機や船舶・車両関係、油圧部品や工業用部品、反射板や装飾品にも使われ、ジュラルミンケースに至るまで幅広い分野で使用されています。

形状別 材料解説

ここではアルミの形状別による用途・性質・特徴・加工方法などをご紹介しております。

形状
  • 型材

純アルミ1000系 【A1050、A1070、A1100】

純度が99.0%以上を純アルミと呼びます。代表的な合金番号はA1050(99.5%以上)、A1070(99.7%以上)、A1100(99%以上)があります。加工性、耐食性、溶接性、表面処理、導電性、熱伝導性などに優れ、強度は低いがその展延性を生かし、反射板や装飾品などにも使われています。

アルミ合金2000系 【A2011(相当)、A2014、A2017、A2024】

一般的にジュラルミンの名称で知られているAl-Cu系の合金です。高い強度から機械部品などに広く使われておりますが、多くのCuを添加しているため耐食性に劣り、厳しい腐食環境に晒される場合には充分な対策が必要です。主な用途は航空機部品や油圧部品などがあります。

アルミ合金5000系 【A5052、A5056、A5083】

代表的な合金番号は5052、5056、5083などがあり、その中でも5052の強度は中強度でアルミ合金全体で最も一般的な材料です。溶接性も良好で、耐海水性にも優れています。主な用途は船舶、車両関係、航空機、アルミホイール、建築用内外装など幅広く使われています。

アルミ合金6000系 【A6061、A6063】

Mg(マグネシウム)、Si(シリコン)系合金です。代表的な合金番号としては6061と6063があります。6061はCuを微量添加しており、熱処理による硬化でSS400程度の強度があります。6063は特に押し出し加工性に優れており、窓やドアなどのアルミサッシによく使われています。

アルミ合金7000系 【A7075】

Zn(亜鉛)、Mg(マグネシウム)系の高力合金です。代表的な7075は超々ジュラルミンと呼ばれ、極めて高い強度を持っています。用途は航空機関係や機械、スポーツ用品、金型など幅広く使用されていますが応力腐食割れ性や耐食性には注意が必要となります。

参考資料・データ各種

ここでは参考資料、各材質のデータを掲載しております。

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