1サージアブソーバ Surge absorber |
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誘電雷や静電気から電子回路を防護する電子デバイス。 |
2サーミスタ Thermistor |
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電子セラミックの主要製品の一つで、電気抵抗が温度により変化する感温素子。 |
3サーメット Cermet |
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ニッケル、クロム、コバルトなどの高融点金属と、炭化物、酸化物、硼化物などの金属化合物を焼結してつくった超耐熱剤。ジェットエンジンやロケットエンジンに用いる。 |
4砕鉱 Crushing ; Breaking ; Comminution |
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採掘粗鋼を破砕して脈石を分離すること。通常、最大300mm程度の大きさの鉱石を12mm以下に砕く。 |
5再生アルミニウム Secondary aluminium |
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アルミニウム再生地金。 > アルミニウム再生地金を参照 |
6再生地金 Secondary metal (or ingot) |
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スクラップを再溶解することで製造した金属。 |
7再生蒸留亜鉛 Redistilled zinc |
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亜鉛地金。 > 亜鉛地金を参照 |
8再生錫 Secondary tin |
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ブリキから電解回収したものと、メッキかすなど錫さいから再生したものとがある。 前者を特に電解錫と称し、後者を一般に再生錫と呼んでいる。 |
9再生鉛 Secondary lead |
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鉛管板などの純鉛くずを再溶解(流し替えという)あるいは合金鉛のくずをパークス法、ハリス法などにより精錬した故鉛と、電池などの鉛さいを再生した再生鉛がある。 |
10裁定取引 Arbitrage |
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さやどり。ひとつの市場で買い、他の市場で銅品、同量を売る、同時売買により利益をねらう。 |
11棹銅 Copper wire bar |
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銅ワイヤバー。 > 銅ワイヤバーを参照 |
12酢酸鉛 Lead Acetate |
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無色透明結晶または白色粒または、粉末で、過酸化鉛(染料製造中間原料)・硼酸鉛(塗料・印刷インキの乾燥剤)の製造、医薬、懐炉灰の支燃剤、染色助剤などに用いられる。 |
13ざくろ石 Garnet |
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ガーネット。アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、鉄などを含む珪酸塩鉱物。 固いので、研磨剤に用いられ、美しいものは宝石となる。 |
14砂鉱 Placer ; Sandy ore |
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砂金、砂鉄、砂錫など砂礫鉱床を形成している鉱物の総称。 |
15砂鉱床 Placer |
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風化分解作用により金属鉱物が砂礫に混入、集合してできたもの。砂礫鉱床、沖積鉱床などという。 > 砂礫鉱床を参照 |
16砂錫 Stream tin |
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錫鉱石が風化作用によって分解され、流水で運ばれて砂礫中に混在しているもの。マレー半島やインドネシアのバンカ島、ビリトン島などから多く出る。 |
17砂鉄 Iron sand |
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砂鉱の一つ。岩石中の磁鉄鉱が風化作用で分解し、砂礫中に集合してできたもので、チタン分を多く含有しており、チタンの原料となる。 |
18サドベリ Sudbury |
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カナダ・オンタリオ州にある世界最大のニッケル産地。インターナショナル・ニッケル・カンパニー(INCO)所有の 各山があり、産出鉱石は磁硫鉄鉱と共生するペントランダイト。 |
19サボー Sabot |
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米国非鉄くず規格のステンレスくず(Stainless steel scrap)の通称。 クロム16%以上、ニッケル7%以上、モリブデン0.5%以下、銅0.5%以下、リン0.045%以下、硫黄0.03%以下の純良なステンレスくず。 |
20サマリウム Samarium |
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元素記号Sm 希土類元素の一つ。密度7.7、融点1,350℃。 中性子吸収断面が希土類元素中ガドリニウムに次いで大きい。 |
21サマリウム系磁石 Samarium magnets |
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サマリウムを主成分とする希土類磁石。サマリウムーコバルト系磁石やサマリウムー鉄ー窒素系磁石がある。 |
22サマルスカイト Samarskite |
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ウランの原鉱石。ウラン、セリウム、イットリウム、鉄を含むニオブ・タンタル酸塩で(UO₂)O12~20%を含有する。 |
23サルミャック Sal ammoniac |
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サルアンモニアック、塩化アンモニウム、塩化アンモン石。 |
24砂礫鉱床 Placer |
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砂鉱床。 |
25酸化 oxidation ; oxidization |
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酸素と化合して酸化物になること。原子が電子を奪われること。 |
26酸化亜鉛 Zinc oxide |
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亜鉛華。 > 亜鉛華を参照 |
27酸化アルミニウム Aluminium oxide |
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アルミナ。 |
28酸化アンチモン Antimony oxide |
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三酸化アンチモン。 |
29酸化鉱 Oxide ore |
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金属酸化物の形で産出する鉱石の総称。各種金属の原鉱石として重要なものが多い。おもな酸化鉱に次のようなものがある。 赤銅鉱 Cu₂O、銅藍 CuO、黒銅鉱 CuO、●藍銅鉱2CuCO₃CU(OH)₂、●孔雀石 CuCO₃Cu(OH)₂、 ★水胆礬(たんばん) CuSO₄3Cu(OH)₂、緑塩銅鉱 CuCl₂3(OH)₂、赤鉄鉱 Fe₂O₃、チタン鉄鉱 FeTiO₃、 金紅石 TiO₂、すず石 SnO₂、軟マンガン鉱 MnO₂、閃ウラン鉱 UO₂+X、●菱亜鉛鉱 ZnCO₃、 ●白鉛鉱 PbCO₃、灰重石 CaWO₄、水鉛鉛鉱 Pb(MoO₄)、▲珪ニッケル鉱 Mg、Fe、Niを含む含水珪酸塩 ●=炭酸塩鉱物、★=硫酸塩鉱物、▲=珪酸塩鉱物 |
30酸化コバルト Cobalt oxide |
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コバルトの酸化物で黒・灰色の粉末。銅、ニッケル製錬の副産物として生産され、 通常コバルト品位は70%以上ある。主に陶器やガラスの着色剤に用いられる。 |
31酸化セリウム Cerium oxide |
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CeO₂の組成をもつセリウムの二酸化物。研磨剤、光学ガラス、フィルターなどに用いられる。 |
32酸化蒼鉛鉱 Bismite |
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ビスマスの鉱物。酸化鉱石でビスマス89.66%を含有する。 |
33酸化第二水銀 Mercuric oxide |
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通常、単に酸化水銀といわれ、赤色および黄色の2種類があるが、船底塗料、乾電池、工業薬品原料などに用いられる。 |
34酸化タングステン Tungsten oxide |
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三酸化タングステンが重要。ウォルフラマイト、灰重石、マンガン重石などに75~80%含まれ、 鉱石を濃塩酸などで処理してつくる。黄色粉末で金属タングステンの原料となる。 |
35酸化チタン Titanium oxide |
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チタンの酸化物で白色粉末。チタン・ホワイトともいう。イルミナイトまたはチタンスラグからつくる。 塗料、顔料、インキ、絵具などに用いられる。 > 二酸化チタンを参照 |
36酸化銅 Copper oxide |
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酸化第一銅Cu₂Oと酸化第二銅CuOがある。天然には前者は赤銅鉱、後者は黒銅鉱および銅藍として存在するが、 工業的には銅の電解または加熱によってつくる。顔料、触媒、電池の減極剤などに用いられる。 |
37酸化ニッケル Nickel oxide |
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緑色の粉末。炭酸ニッケルを加熱すると得られるが、通常ニッケル製錬の中間工程から得られ、マットなどを酸化させてつくる。焼結したものはニッケル・オキサイド・シンター。 ガラス、陶磁器などの着色剤に用いられるほか、フェロニッケルに代わる特殊鋼用の添加剤としても用途が開けてきている。 |
38酸化焙焼 Oxidizing roasting |
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製錬の前処理として行われる焙焼の一種。鉱石を酸化物に変えるもので、最も一般的な焙焼法。 |
39酸化ベリリウム Beryllium oxide |
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緑柱石を処理して水酸化ベリリウムとし、これを焙焼してつくる。粉末と成形品がある。 高純度金属溶解用のるつぼ、耐火物、電子機器部品、原子炉の減速材などに用いられる。 |
40酸化ランタン Lanthanum oxide |
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La₂O₃の組成をもつランタンの三酸化物。ガラスに添加すると屈折率を高め、耐久性をよくするので、光学用として広く用いられる。 |
41三酸化アンチモン Antimony trioxide |
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酸化アンチモンの一つ。IT(情報技術)や家電・OA機器などのプラスチックの難燃助剤に使われる。 > アンチモンを参照 |
42酸素製錬法 Oxygen smelting process |
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酸素富化空気(酸素30~40%)を用いて銅精鉱から一挙に粗銅を製造する方式。溶鉱炉、反射炉製錬などのような 二段工程を経ないで、精鉱を直接転炉に装入、酸素富化空気を吹きこみ、精鉱に含まれる鉄と硫黄の酸化発熱を利用して溶錬と還元を同時に行う。旧日本鉱業が昭和27年開発、日立製錬所で採用、現在は日鉱金属佐賀関製錬所で稼働している。 |
43三硫化アンチモン Antimony trisulphide |
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アンチモン。 |
44残留鉱床 Residual deposit |
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岩石が風化分解作用により崩壊し岩石中の鉱物成分が残留、または化学的に集中してできた鉱床。風化残留鉱床ともいう。 ボーキサイト、褐鉄鉱、錫石、マンガン鉱石などが出る。 |
45ジアスポール Diaspore |
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アルミニウムの原鉱石。アルミナ85%を含有するが、大鉱床を形成しないためアルミニウム原料としての価値は少ない。ダイアスポアともいう。 |
46CIF Cost,insurance and freight |
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運賃保険料込み。 |
47CIF&I Cost,insurance and freight and interest |
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運賃保険料および利息込み。 |
48CIF&E Cost,insurance and freight and exchange |
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運賃保険料および為替費用込み。 |
49CIF&C Cost,insurance and freight and commission |
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運賃保険料および手数料込み。 |
50C&F Cost and freight |
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運賃込み。 |
51CAM Computer aided mamufacturing |
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コンピューターを用いた自動製造技術。広義にはコンピューターを利用した製造技術の合理化、自動化技術のすべてを含む。 |
52CAD Computer aided design |
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コンピューターを用いた自動設計技術。広義にはコンピューターを利用した設計技術のすべてを含む。 |
53GSA General Services Administration |
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米国一般調達局。 |
54C.C.P. Continuous casting process |
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連続鋳造法。 > 連続鋳造法を参照 |
55CDA Copper Development Association |
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米国銅開発協会。 |
56シートとプレート Sheet and plate |
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シートとプレートの差異は厚みにより、薄板をシート、厚板をプレートという。 米国ではアルミニウムの板の場合、0.006~0.249㌅のものをシート、0.25㌅以上のものをプレート、 銅板および黄銅板の場合、0.187㌅以下のものをシート、0.188㌅以上のものをプレートと称している(米国アルミニウム協会その他の規定による)。 1㌅=2.54 |
57CVD系繊維 Chemical vapor deposited fiber |
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タングステン、炭素などをしん(芯)線としてほう素、炭化けい素などを化学蒸着(CVD)法によって析出させた繊維。 |
58シーライト Scheelite |
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灰重石。 > 灰重石を参照 |
59ジェカミン Gecamunes (La Generale des Carrieres et Mines) |
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コンゴ民主共和国(旧ザイール)の国営鉱山会社。同国南西部カタンダ州の鉱物資産を保有する。 長期にわたる内戦により同国の政治情勢は不安定だが、鉱物資源輸出が主要財源であり、政権が変動してもカタンダの資源確保の重要性は不変との認識から欧米豪企業が開発に参加、スローペースながら銅、コバルト、亜鉛などの開発プロジェクトが進行中。 なお、同国の銅生産量は90年35万5500㌧、2000年3万㌧、コバルト生産量は2000年4000㌧。 |
60シェルフ Shelf |
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米国規格の一次亜鉛ダイカストドロス(Prime zinc die cast dross)の通称。 |
61シェルモールド Shell moulding |
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代表的な精密鋳造法。予熱した金属の原型にレジン(合成樹脂)を配合した珪砂をふりかけ、熱硬化させた上、 鋳型を合わせて鋳造するもので、鋳肌、寸法精度ともにすぐれた製品が量産できる。 |
62四塩化チタン Titanium tetrachloride |
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スポンジ・チタンの製造過程で得られる。スポンジ・チタンはこれをマグネシウム還元してつくる。 |
63地金 Metal ; unwroughtproducts |
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取引、使用に便利なように一定の型に鋳造したものが多いが、電気銅(カソード)のように電解精錬したままのものもある。 特定の型に鋳造したものを鋳込み地金という。 |
64磁気探鉱 Magnetic exploration |
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磁力探鉱。 > 磁力探鉱を参照 |
65ジグ Jig ; Jigger |
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比重選鉱機の一種。 |
66軸受鋼 Bearing steel |
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ボールベアリング、ローラーベアリングなど軸受に用いる鋼の通称。 高炭素クロム鋼とニッケル・クロム・モリブデン鋼がある。 |
67軸受メタル Bearing metal |
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軸受用の合金の総称。ホワイト・メタルがもっとも一般的。 錫を添加したアルミニウム合金、ニッケルを添加した銅・鉛合金などもある。 |
68軸受用アルミニウム合金 Aluminium alloy for bearing |
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アルミニウムに錫を添加した軸受合金。ほかに少量の銅、ニッケル、マグネシウムを含む。 |
69軸受用銅・鉛合金 Copper-lead alloy for bearing |
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銅と鉛を主成分とする軸受合金。ほかに少量のニッケル(または銀)、錫、鉄を含む。 |
70ジグ選鉱 Jigging |
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ジグを用いた比重選鉱。 |
71時効硬化 Age haedening |
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金属または合金が焼入れ後、時間の経過とともに高度を増す現象。焼入れ後、常温に放置したままで時効硬化を現すのを自然時効、焼戻しにより時効硬化を現すのを人工時効、または焼戻し時効という。 おもな時効硬化性合金としては高力アルミニウム合金とベリリウム銅がある。 |
72ジジム Didym |
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ディディミアム。 > ディディミアムを参照 |
73JIS Japanese Industrial Standard |
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日本工業規格。 |
74試錐 Boring ; Deep boring |
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ボーリング。 |
75ジスプロシウム Dysprosium |
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元素記号Dy 希土類元素の一つ。ガドリン石などに含まれて少量存在する。低温で超電導性を示す。 |
76次生鉱物 Secondary mineral |
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風化分解その他の作用により二次的に生成した鉱物。二次的鉱物の集合体を二次鉱床という。 |
77自然アンチモン Native antimony |
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天然に単体で産出するアンチモン。アンチモンを100%含有。ごくまれにしか産出しない。 |
78自然硫黄 Native sulphur |
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天然に単体のままで産出する硫黄。黄色の錐状結晶でもろい。 |
79自然金 Native gold |
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石英脈中または砂礫中にほぼ単体の状態で産出する金。 品位は40%から99%ぐらいまである。形状は粒、毛、樹枝状など。 |
80自然銀 Native silver |
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含銀鉱脈中に単体の状態で産出する銀。 品位は72~100%。粒、線、板、樹枝状などの形で出る。 |
81自然金属 Native metal |
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自然に産出する金属の総称。金、銀、銅が代表格。 |
82自然水銀 Native mercury |
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辰砂に伴って、天然に単体で産出する水銀。 品位は100%。水滴状の形で出ることが多い。 |
83自然蒼鉛 Native bismuth |
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天然に単体の状態で産出するビスマス。ビスマス95~100%を含有する。 |
84自然銅 Native copper |
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銅鉱脈中に単体の状態で産出する銅。品位は100%。形状は樹枝状か皮殻状である。 米国ミシガン州のスペリオル湖付近から比較的多く出る。国内ではごくまれにしか産出しない。 |
85自然白金 Native platinum |
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天然に単体の状態で産出する白金。品位は一定していない。 |
86下向階段法 Underground milling ; Underhand stoping |
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坑内採掘法の一種。下向きに階段形に掘り進んでいく方式。 |
87七三黄銅 70/30 brass |
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黄銅。 > 黄銅を参照 |
88湿式製錬 Wet smelting |
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溶解炉を用いた乾式製錬と異なり、溶媒抽出・電解採取による鉱石の処理方法。乾式工程での選鉱・溶錬部分の省略が可能でコストや環境負荷軽減の面で利点がある。 銅ではSXEW法が主流だが、オウトクンプ社の塩化物を使ったハイドロカパー法など、省エネルギー面でさらに競争力がある技術もでてきている。 ニッケルでは、精鉱を低温加圧酸化するアクティボックス法、加圧硫酸進出・水素還元のシュリット法、住友金属鉱山が開発したマット塩素浸出電解採取のMCLE法などがあるが、SXEW法を組み合わせた方法も採用されている。なお、金や亜鉛でも湿式が用いられている。 |
89磁鉄鉱 Magnetite |
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代表的な酸化鉄鉱石。正八面体で黒色。磁性が強く、もろい。72.41%の鉄を含有する。 |
90自動溶接 Automatic welding |
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人が常時操作しなくて済む、自動的に作動する装置を用いた溶接の総称。 ティグ、ミグ、炭酸ガスアーク溶接などが代表例。 |
91市内アルミシースケーブル Aluminium sheathed city cable |
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鉛の代わりにアルミをシースした鉄道配線用のケーブル。鉛を使用していないため軽量で、遮蔽効果が高く、 誘導障害(通信線が高圧送電線に近いと通信回路に電圧、電流が誘発し通話が妨げられる現象)を防止できる利点がある。 |
92市内ケーブル City Cable |
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市内電話線用の電線。対型と星型がある。 対ケーブルは、導体を紙、パルプ、プラスチックなどで絶縁した線心を2本(送話用と受話用)より合わせて1対とし、必要なだけの対数を集合して鉛被覆もしくはプラスチック被覆している。 星ケーブルは、線心4本を星型に配列して仕上がり外径を小さくしたケーブル。 |
93シフ(CIF) Cost,insurance and freight |
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CIF > CIFを参照 |
94四面銅鉱 Tetrahedrite |
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黝銅鉱(ゆうどうこう)。 > 黝銅鉱を参照 |
95ジャーマン・シルバー German silver |
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洋白。 > 洋白を参照 |
96錫石 Cassiterite ; Tin stone |
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錫石(すずいし)。 > 錫石(すず)を参照 |
97車骨鉱 Bournoite |
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鉛の鉱石。硫化鉱石で、鉛42.6%、銅14%とアンチモンを含有する。 |
98ジャント Junto |
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米国非鉄くず規格のハンダ付けモネル板および塊(Solderd Monel sheet and solids)の通称。 ハンダ付けまたはろう付けした普通モネル(あるいはRモネル)の板および塊で、継目、縁の切り落としくずおよび一切の不純物を除いたもの。 |
99ジャンパー線 Jumper |
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回路の切断部分をつなぐ短い電線。車両の連結器に用いられる。 |
100ジャンボ Jumbo |
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ばかでかいもの、という意味で、大型のインゴット、たとえば大型亜鉛などをいう。 |
101重液選鉱 Heavy media separation ; Heavy fluid separation ; Sink-float separation |
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選鉱法の一種。原理は密度選鉱と同じで、鉱石と岩石の比重の差を利用したもの。フェロシリコンの細粉を水と混合してつくった重液に粗鋼を入れて攪拌(かくはん)すると、廃石は軽いので浮上、鉱石は重いので沈下して選別される。 |
102柔鉛 Softened lead |
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粗鉛からアンチモン、ヒ素などを除去したもの。 |
103臭化銀鉱 Bromyrite |
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銀の臭化鉱石。銀57.4%を含有する。臭銀鉱ともいう。 |
104褶曲 Folding |
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地層が地殻変動による横圧力のために波状にたわむ現象。 |
105臭銀鉱 Bromyrite |
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臭化銀鉱。 > 臭化銀鉱を参照 |
106重金属 Heavy metal |
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軽金属と明確な区分はないが、一般に比重5以上の金属をいい、大部分の金属がこれに入る。 |
10713クロム鋼 13 chromium steel |
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ステンレス鋼。 > ステンレス鋼を参照 |
108重晶石 Heavy spar ; Barite ; Barytes |
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バリウムの硫酸塩鉱物。天然に産する硫酸バリウムで、アメリカ、メキシコ、ドイツが主産地。 |
109重石 Tungsten |
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タングステン。 |
110重石華 Tungstite |
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タングステンの鉱石。天然に産する三酸化タングステン。 |
111臭素 Bromine |
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元素記号Br ハロゲン族元素の一つ。天然にマグネシウム、カリウムなどとの化合物の形で存在し、海水またはにがりを硫酸で処理して抽出する。染料、溶剤、医薬、各種臭化物の製造に用いる。 |
112充てん採掘法 Filled stopes |
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坑内採掘法の一種。採掘したあとを廃石などで埋めていく方式。 |
11318-8 ステンレス鋼 18-8 Stainless steel |
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ステンレス鋼。 |
114重力選鉱 Gravity concentration |
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比重選鉱。 > 比重選鉱を参照 |
115重力探鉱 Gravity prospecting |
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物理探鉱の一種。重力偏差を測定して地質構造を探査する方法。 |
116ジュラナメタル durana metal |
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高力耐食黄銅の一種で船板、船舶用機械部品などに用いられる。 |
117ジュラルミン Duralumin |
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代表的な高力アルミニウム合金。JISの2種、米国のA.A.記号の2017、ALCOA記号の17Sに該当する合金で、 JISでは成分を銅3.5~4.5%、マンガン0.4~1.0%、マグネシウム0.2~0.8%、シリコン0.8%以下、鉄0.7%以下と規定している。一般用強力材として広く用いられる。 |
118シュリンケージ法 Shrinkage stoping |
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坑内採鉱の方式。岩盤の固い鉱床の採掘に広く採用されている。支柱を組まずに上向きに掘進、採掘後の空洞に鉱石を積み上げ、これを足場にして掘進を続ける方法。 |
119純アルミニウム Pure aluminium |
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1000系と呼ばれる。工業用の純アルミニウムは電解コンデンサーなどに99.9%以上の純度のものが用いられるが、展伸材用としては99.0%以上のものが純アルミ系とされる。 JISでは99.90%以上を特1種、99.85%以上を特2種、99.70%以上を1種、99.50%以上を2種、 99.00%以上を3種と分類している。主な不純物は鉄、ケイ素、銅、マンガン、亜鉛、マグネシウムなど。 |
120順ざや Contango |
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コンタンゴ。 > コンタンゴを参照 |
121条 strip ; ribbon |
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0.1mm以上の均一な肉厚で、長方形断面をもち、スリットされたコイル形状で供給される圧延製品。 |
122場外取引 Curb |
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カーブ。 > カーブを参照 |
123焼結 Sintering |
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加熱によって粉末の粒子または圧粉体の粒子を結合させること。 |
124焼結磁石 sintering magnets |
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焼結成形した永久磁石。主に希土類磁石がこの製法で生産されている。 |
125硝酸銀 Silver nitrate |
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銀を硝酸に作用させてつくる。無色の結晶で、写真感光材、医薬、試薬、各種銀塩の製造に用いる。 写真感光材としての使用量が最も多く、国内では写真感光材用の硝酸銀は銀の全需要量の約30%を占める。 |
126自溶製錬 Autogeneous amelting ; Flash smelting |
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銅鉱の製錬方式の一つ。鉱石自体に含まれる鉄と硫黄の酸化発熱を利用して燃料をほとんど使わずに製錬する方法で、粉鉱をそのまま用いる。粉鉱を水分除去した上、500℃の熱風とともに炉頂から自溶炉内に吹き込むと、焙焼と溶錬が同時に行われ、鈹と鍰に分離される。このあとは溶鉱炉製錬や反射炉製錬と同じように鈹を転炉で還元して粗銅をつくる。フィンランドのオートクンプ社が開発した製錬法。 |
127蒸留亜鉛 Distilled zinc |
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亜鉛精鉱を焙焼した上、還元剤と一緒に気密なレトルトに入れて加熱、還元蒸留させてつくる。 鉄分とカドミウム分を除ききれないので電気亜鉛に比べると品位が低く、普通亜鉛含有量は98%から98.5%程度である。この蒸留亜鉛をさらに精製して、電気亜鉛と同等ないしそれ以上の品位に高めたのが精留亜鉛。 |
128ショート・トン Short ton |
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貨物の重量単位。2,000㍀。0.907メトリックトン。米国を中心に用いられ、米トン、小トンともいう。 |
129触媒 Catalyst |
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化学反応の速度を速める金属表面の働き。金属それ自体は変化せず、反応速度を速める。 オストワルド(独)が1902年、白金がアンモニアを酸化して硝酸を作り出す白金の触媒を明らかにし、硝酸工業生産を可能にした。現在ではパラジウム・銅合金、銅・ニッケル合金などの合金が広く使用されている。 また、排ガス規制をクリアするため一酸化炭素、炭化水素、窒素炭化物の3成分を分解し、二酸化炭素、水、窒素に変換させる三元触媒(アルミナ、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素化合物にアルミナをコートし、表面に白金、ロジウム、パラジウムを分散させる)なども使用されている。 |
130シラン Silance |
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珪化水素のこと。塩化ケイ素に水素化アルミニウム・リチウムを反応させてつくる。高純度金属シリコンの原料となる。 |
131シリコン Silicon ; Silicium |
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ケイ素。元素記号Si 密度2.33、融点1,410℃。 暗灰色の結晶で原鉱石は珪酸塩鉱物の形でほとんどの岩石に伴って産出、地殻中酸素に次いで存在量が多い。最も重要な原鉱石は珪砂で、これをコークスとともに電気炉で還元すると金属シリコンが得られる。用途は広く、製鋼の脱酸剤、特殊鋼の添加剤、銅、青銅、アルミニウム、マグネシウムなどとの合金用、研磨剤などに用いられる。また半導体の高純度シリコンはトランジスタ、ダイオード、電力用整流器、太陽電池などに使用される。 |
132シリコンウエハー Silicon wafer |
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半導体の基板材料。シリコン単結晶を薄い円盤状に加工し鏡面研磨したもの。 |
133シリコンマンガン Silicon-manganese |
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シリコン、マンガン、鉄との合金で、含有量はマンガン60~70%、シリコン14~25%程度。製鋼の脱酸・脱硫剤、合金添加剤に用いられる。 |
134シリサイド Silicide |
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シリコンと高融点金属の化合物。 |
135尻銅 Bottom copper |
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自然銅や酸化銅鉱の上鉱は還元吹き溶鉱炉または酸化吹き反射炉で製錬し、転炉還元を経ないで一挙に粗銅をつくる。この炉底にたまる粗銅。 |
136磁硫鉄鉱 Pyrrhotite |
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ピロタイト。硫化鉄鉱石で、含有成分は鉄60.38%、硫黄39.62%。磁性がある。 |
137磁力選鉱 Magnetic concentration ; Magnetic separation |
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磁力選鉱機による選鉱。鉄鉱の選鉱に用いられる。 |
138磁力探鉱 Magnetic prospecting |
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物理探鉱の一種。磁力計を用いて磁硫鉄鉱など磁性鉱物を探査する方法。 |
139ジルカロイ Zircaloy |
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ジルコニウムに錫、ニッケル、コバルト、鉄を少量添加した合金。高温特性がすぐれ原子燃料の被覆材、その他構造材に用いられる。 |
140ジルコニア Zirconia |
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ZrO₂、酸化ジルコニウム。 |
141ジルコニウム Zirconium |
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元素記号Zr 密度6.489、融点1,852℃。 純粋なものは銀白色をしているが、通常は無定形の黒色粉末。 融点が高く、耐食性が非常にすぐれている。また、250℃前後で空気中で発火する性質がある。化学装置材料、ゲッター、電子管、せん光電球、原子炉構造材、製鋼用脱酸・浄化剤、合金添加剤などに用いられる。 ジルコニウムの鉱物としては、ジルコン(風信子鉱)、パデライト(バデレイ石)などがある。 金属ジルコニウムは通常スポンジ状で、原鉱石を塩化して四塩化ジルコニウムをつくり、これをマグネシウムまたはナトリウムで還元、さらに真空蒸留して得る。 |
142ジルコニウム銅 Zirconium copper |
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銅にジルコニウムを0.02~0.2%添加した銅合金。強度、耐熱性があり、リードフレームに用いられる。 |
143ジルコン Zircon |
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ジルコニウムの原鉱石。風信子鉱ともいう。酸化ジルコニウムが主成分で、ほかにシリカ、酸化鉄などを含む。 砂鉱の状態で産出するためジルコンサンドともいう。オーストラリアが主産地で、南アフリカなどから産出する。 |
144ジルコンサンド Zircon sand |
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ジルコン。 > ジルコンを参照 |
145シルジン青銅 Silzin bronze |
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銅と亜鉛シリコンの合金。標準的な組成は銅80~86%、亜鉛10~15%、シリコン4~5%。 強度、流動性がすぐれるほか、特に海水に対し耐食性が良好で、主に鋳物として船舶用部品に用いられる。 |
146シルミン Silumin |
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アルミニウム合金。 > アルミニウム合金を参照 |
147四六黄銅 60/40 brass |
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黄銅。 > 黄銅を参照 |
148しろめ Pewter |
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ピューター。錫(80~89%)に銅、鉛、アンチモンを添加した合金。食器類に用いられる。 これとは別にハンダのことをしろめともいう。 |
149新黄 New brass clippings |
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新黄銅くずの通称。 |
150新切れ Clippings |
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伸銅品、アルミニウム圧延品などの切断加工中に発生する純良な切れはし。 |
151新金属 Newer metal |
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ゲルマニウム、高純度シリコン、タンタル、ニオブ、インジウム、テルル、ジルコニウム、ハフニウムなどの類。 明確な区分も定義もないが、一般に第二次大戦後新たに用途の開けてきた金属。 |
152真空ダイカスト Vacuum die casting process |
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金型内の空気やガスを抜き、減圧した後に溶湯を注入するダイカスト法。巻き込み巣の低減、湯回りの向上などによって、製品の鋳肌が美しい、寸法精度が高いなどの特徴を持つ。 |
153真空鋳造 Vacuum sealed molding process |
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金型にプラスチックフィルムを被覆し、型枠内に鋳物砂を充填した後、型枠を減圧することにより成型し、 鋳造する方法。門扉などエクステリア製造に適す。Vプロセスとも呼ばれる。 |
154ジンクリッチペイント Zinc rich paint |
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亜鉛粉末を多く含んだ錆び止め塗料。 |
155新地金 Primary metal |
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鉱石出の地金。一次地金。 |
156辰砂 Cinnabar |
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水銀の最も重要な鉱石。深紅色、塊状の硫化鉱物で、水銀86.2%を含有する。 |
157浸出法 Leaching |
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リーチング。 > リーチングを参照 |
158針状テルル鉱 Sylvanite |
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金、銀のテルル化物。金24.2%、銀13.3%を含有する。 |
159靭性 Toughness |
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材料の破断に対する抵抗力、破壊されにくさ、粘り強さを意味する。一般に強度が高まるほど靭性は低下する傾向にある。 |
160新生粗銅 Primary crude copper |
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一次粗銅。 > 一次粗銅を参照 |
161真鍮 Brass |
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黄銅。 |
162真鍮ダライ粉 Brass turnings scrup |
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黄銅の粉状スクラップ。黄銅棒の切削加工などの際に発生する。黄銅系の代表的な品種。 |
163針鉄鉱 Goethite |
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鉄の鉱石。酸化鉱で鉄60%を含有する。 |
164伸銅品 Wrought copper and copper alloy products |
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圧延、押出、引き抜き、鍛造などの熱間または冷間の塑性加工法によって作られた銅および銅合金の板、条、管、棒、線などの総称。 |
165振動篩 Shaking screen ; Vibrating screen |
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鉱石分粒に用いるふるいの一種。 |
166水鉛 Molybdenum |
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モリブデン。 > モリブデンを参照 |
167水鉛鉄鉱 Wulfenite |
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鉛とモリブデンの酸化鉱石。鉛56%とモリブデン26%を含有する。黄鉛鉱ともいう。 |
168水銀 Mercury ; Quicksilver |
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元素記号Hg 密度13.546、融点-38.87℃。 銀白色。常温でただ一つの液状金属で、鉄、白金、ニッケル、コバルト、マンガン以外のほとんどの金属とアマルガム(水銀合金)をつくる性質がある。電気装置、温度計、医薬、船底塗料、苛性ソーダ電解、銀朱などに用いられる。 金属水銀は辰砂をレトルト炉、直立炉または回転炉で加熱してつくる。主産国はスペインとイタリアで、合わせて世界総生産の半分以上を占める。 |
169水銀鉱石 Mercury ore |
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自然水銀、辰砂、モントロイド鉱、リビングストン鉱などがあるが、辰砂が最も重要。主産地はスペインとイタリアで、アルマデン(スペイン)とモンテ・アミアタ(イタリア)が著名。 |
170水成鉱床 Sedimentary deposit |
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岩石中の鉱物成分が水の作用により残留もしくは沈殿して生じた鉱物。 風化分解作用により岩石中の成分が残留または化学的に集中してできた鉱床を残留鉱床、砂礫に混入して集合した鉱床を機械的沈殿鉱床または砂礫鉱床、地表水に溶解した鉱物が湖底または海底に沈殿して生じた鉱床を化学的沈殿鉱床という。ボーキサイト、砂金、砂鉄、錫石、褐鉛鉱、赤鉄鉱、マンガン鉱などが出る。 |
171水素吸蔵アモルファス合金 Hydrogen absorbing amorphous alloys |
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非晶質の水素吸蔵合金。水素との親和力が強い。主にIVa族遷移金属に、Cu、Niなどの他の金属を加え、 融解後、急冷して得られる。 |
172水素吸蔵合金 Hydrogen absorbing alloys |
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金属水素化物のうち、特異な性質をもつものの通称。一般に金属結合型水素化物を指すことが多く、 水素との親和力の強い金属と、親和力の弱い金属との合金。この合金には多量の水素が貯蔵され、その水素は加熱または減圧によって放出され、冷却または加圧によって吸蔵される。その放出・吸蔵は可逆的で、その反応速度は速い。金属水素化物の中で、特に水素の吸蔵・放出の反応が速く、その可逆性の高い合金。水素貯蔵合金ともいう。携帯電話のニッケル水素二次電池などの材料。 |
173水素脆性 hydrogen embrittlement |
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酸素を含む銅が高温で水素を吸収し、もろくなる性質。 |
174水素貯蔵合金 Hydrogen absorbing alloys |
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水素吸蔵合金。 > 水素吸蔵合金を参照 |
175水マンガン鉱 Managanite |
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マンガンの酸化鉱物。Mn₂O₃を89.76%含有する。 |
176スーパーアロイ Super alloy |
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高温強度、耐高温酸化性、高温クリープ抵抗などの高音特性が特にすぐれた合金の総称。 合金の種類は多いが、主成分はニッケル、コバルト、あるいはクロム。 |
177スーパーメタル Super metal |
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金属の結晶粒径を微細化することで強度、靭性、耐食性などを高めたもの。鉄系、アルミ系が金属系材料開発研究センター(JRCM)で開発が進められている。温感制御圧延で製造し、代表格のアルミーマグネ系は耐力、耐食性に優れ、アルミー亜鉛ーマグネ系は高い成形性を持つ。 また、溶湯圧延と急速加熱焼鈍によるアルミーマンガンーマグネ系合金は耐力と耐応力腐食割性に優れている。 |
178スカブス Scabs |
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米国非鉄くず規格の新亜鉛ダイカストくず(New zinc die cast scrap)の通称。 新しい混じり気のない亜鉛基合金ダイカストで、メッキおよび塗装の施していないもの。 |
179スカルピング Scalping (or Mealing) |
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カッターヘッドなどで材料の表面欠陥を除去する加工。 |
180スカルン鉱物 Skarn mineral |
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マグマのガス体と石灰岩などが反応を起こし、成分を交代して生じた鉱物。 |
181スカンジウム Scandium |
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元素記号Sc 希土類元素の一つ。ガドリン石、ウォルフラマイトなどに含まれて少量産出する。 |
182スクイーズ Squeeze |
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商品市場において、実際の価格よりも高い価格でなければ売約定を買い戻すことができない状態。玉締め。 |
183スクェアセット法 Square-set stoping |
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鉱石採掘法の一種。採掘したあと、イゲタを組んで軟弱な岩盤を支え、これを足場にして採掘していく方法。 |
184スクラップ Scrap |
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非鉄金属くず。 > 非鉄金属くずを参照 |
185スクラブ Scrub |
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米国非鉄くず規格の亜鉛ドロス(Galvanizers slab zinc dross)の通称。 亜鉛メッキの際生ずる亜鉛分92%以上のスラブ状の亜鉛ドロスで、鍰(からみ)を含まないもの。 |
186スクリーン Screen |
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米国非鉄くず規格の亜鉛新切れ(New zinc clippings)の通称。 純良な亜鉛板または印刷版の新切れで、異物または付着物を含まず、腐食していないもの。 |
187スコア Score |
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米国非鉄くず規格の古亜鉛くず(Old scrap zinc)の通称。 亜鉛の板、ふた、防食板および合金でない鋳物の乾燥した純良くず。 |
188スコープ Scope |
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米国非鉄くず規格の新メッキ亜鉛ダイカストくず(New plated zinc die cast scrap)の通称。 |
189錫 Tin ; Stannum (ラテン語) |
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元素記号Sn 密度7.2984、融点231.9℃。 銀白色の光沢ある金属で展延性に富む。常温では空気にはほとんど侵されない。ブリキ、メッキ、ハンダ、減摩合金、その他各種合金などに用途は極めて広い。鉱石を反射炉もしくは溶鉱炉で製錬して粗錫(品位約97%)とし、これをさらに精製炉で精製するか、電解精錬すると純粋の錫が得られる。一般に不純物の少ない鉱石は乾式法により、不純物の多いものは電解により精製している。 |
190錫石 Cassiterite ; Tin stone |
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代表的な錫の酸化鉱石。黒褐色で思い(密度7.0)。錫78.62%を含有する。 |
191錫入り黄銅 Tin bearing brass |
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銅80~95%、錫1.5~3.5%、残部亜鉛からなる合金。強度、ばね性に優れる。 |
192錫入り銅 Tin bearing copper |
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銅に錫を0.05%~2%、りんを0.04%以下添加した高銅合金。 耐熱性に優れ、リードフレーム、ラジエーター用フィンなどに用いる。 |
193錫鉱石 Tin ore |
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錫石、黄錫鉱、テアライト、円柱錫鉱、フランカイトなどがある。中国、インドネシア、ペルーが大手生産国。 |
194錫地金 Tin metal |
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鉱石出の新地金と、ブリキ、その他͡故さい類出の再生地金がある。鉱石から生産されるものは山錫と呼ばれ、 通常99.9%以上の品位がある(品位99.9%以上のものは錫1号あるいは1号錫とも呼ばれる)。 |
195スタルペスケーブル Stalpeth cable |
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通信ケーブルの一種。ポリエチレン、紙、パルプなどで絶縁した線心をアルミテープでくるんだ上、さらに鋼テープで包み、その上をポリエチレン被覆したケーブルで、主として市内電話線路に用いられる。アルペスケーブルよりも防湿効果が高く、鉛を使用していないため軽量で、電食のおそれもない。 |
196ステライト Stellite |
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コバルトを主成分とする耐熱、耐食合金。クロム、タングステン、炭素とほかにモリブデンを含むこともある。 工具用材料として用いられる。 |
197ステンレス鋼 Stainless steel |
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クロムを中心にした特殊用途鋼で、すぐれた耐食性と耐酸性を有する。 含有成分の異なる各種のステンレス鋼があるが、13%クロム鋼と、クロム18%、ニッケル8%の18-8ステンレス鋼が代表的。 |
198ストップ Stop |
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値幅制限。制限一ぱいの上げ(下げ)をストリップ高(安)。 |
199ストップ・ロス・オーダー Stop Loss Order |
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ある一定価格になった時、損切りのための売り、または買いのオーダー。 |
200ストリップペイント Strippable paint |
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金属や塗膜の表面を使用前に損傷しないよう保護するための塗料。フィルム状に引き剥がすことができる。 |
201ストレート錫 Straits tin |
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ペナン。 > ペナンを参照 |
202ストロンチアン石 Strontianite |
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ストロンチウムの炭酸塩鉱物。ストロンチウム石ともいう。 |
203ストロンチウム Strontium |
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元素記号Sr 密度2.60、融点770℃。アルカリ土類金属の一つ。単体で使われることはほとんどなく、化合物または合金として花火、窯業、金属の脱酸剤、溶剤、浄化剤に用いられる。 ストロンチウムの鉱物としては、天青石、ストロンチアン石などがあり、パキスタン、アメリカなどに産出する。 |
204砂型 Sand mould |
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砂で作られた鋳型。乾燥型と生型がある。 |
205砂型鋳物 Sand casting |
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砂型を用いた鋳造品。造形自由度が高く、大型製品も比較的容易に製造できる。鋳型コストの安さも特徴。 |
206砂鉱床 Placer deposit |
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鉱物成分が水の作用で砂礫に混入、集合してできた鉱床。砂鉄、砂金、砂錫などが出る。 砂礫鉱床、漂砂鉱床などという。 > 砂礫鉱床を参照 |
207スパイス Speiss |
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砒化ニッケル鉱石の溶鉱炉製錬の際に生じるニッケル、ヒ素、鉄分を含む鈹(かわ)。砒鈹ともいう。 これを酸化焙焼して酸化ニッケルをつくる。 |
208スパッタリングターゲット Sputtering target |
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蒸着法(スパッタリング法)による薄膜形成材料。次世代半導体用には銅やタンタル、コバルト、液晶表示装置(LCD)用にはITO(インジウムと錫の酸化物)などがある。 |
209スピーゲル Spiegeleisen |
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マンガン10~15%程度を含む鉄合金。ほかに5%ぐらいの炭素と2%以下のケイ素を含む。製鋼の脱酸・脱硫剤および合金添加剤に用いる。 |
210スプレッド Spread |
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商品相場で、同一商品のある限月の相場と他の限月の相場との値開き。価格変動の相関関係を利用して利益を得るため行う取引の組み合わせを指す場合にも用いられる。 |
211スペリライト Sperrylite |
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白金の鉱物。他の白金族とともに砂白金の形で産する。ヒ素を含み、砒白金ともいう。 |
212スペルター Spelter |
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亜鉛の鋳塊。 |
213スポンジ・チタン Sponge titanium |
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スポンジ状の金属チタン。チタン・スポンジともいう。四塩化チタンをマグネシウムで還元し、真空精製法により製造するか、または四塩化チタンをナトリウムで還元し、浸出法により製造する。一般に金属チタンと呼ばれるのはスポンジチタン。 |
214スムースボディ鋼心アルミより線 Smooth body ACSR |
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アルミ素線を圧縮して変形、線径を小さくして占積率を向上させたアルミより線。 |
215スライス Slice |
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金属の薄片。 |
216スライド関税 Sliding tariff |
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輸入価格の高低にスライドして税率を上下させる関税制度。 |
217スライム Slime |
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極泥。泥鉱。 > 陽極泥を参照 |
218スラグ Slug |
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金属の円板。 |
219スラグ Slag |
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鍰。 > 鍰を参照 |
220スラブ Slab |
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厚板状に鋳造した地金。亜鉛地金は通常この形で取引される。アルミニウム地金にも板、箔の製造用にはこの形に鋳造されている。 |
221硑 Debris ; Waste rock |
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廃石。 |
222スリーマンス 3 month |
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「3ヵ月先物」のこと。LMEで最も取引量が多く、流動性の高いプロンプトデート(受渡し日)であり、重要な価格指標となっている。 |
223スリッティング Slitting |
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回転丸錐によって幅広の条を縦方向に細長く切断する加工。 |
224青化法 Cyanide process |
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貴金属製錬法の一種。青化カリ(シアン化カリウム)などシアン化物を用いて鉱石から貴金属を抽出する湿式製錬法で、金の製錬に多く用いる。 |
225制御用ケーブル Control cable |
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制御回路(機器の自動・遠隔操作を行うための回路)用の電線。 |
226脆銀鉱 Stephanite |
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銀の硫化鉱物。銀68.4%とアンチモンを含有する。 |
227精鉱 Concentrate ; Heading ; Shipping ore |
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選鉱して品位を高めた鉱石。通常、品位は銅精鉱で20%前後、鉛精鉱で60%前後、亜鉛精鉱で50%前後。 |
228制振合金 Damping alloys |
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合金単体であって外部から加えられた振動エネルギーを各種の機構によって、その合金材料の系内で熱エネルギー変換して消費することにより減衰させる能力をもつ合金。防振合金、吸振合金ともいう。 |
229精製アルミニウム Refined aluminium |
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高純度アルミニウム。 > 高純度アルミニウムを参照 |
230精製粗銅 Refined anode copper |
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電解効率をよくするため、精製して品位を高めた陽極銅。精製アノードともいう。 |
231製団 Briquetting ; Ore briquetting |
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粉鉱を塊状に成形すること。 |
232精銅 Refind copper |
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電気銅、火力精錬銅など製錬した銅の総称。カソード、ケーク、ビレッド、インゴット、ワイヤバーなどあらゆる形状のものを指す。精練銅ともいう。 |
233青銅 Bronze |
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銅と錫の合金。ほかに亜鉛あるいは鉛を含むこともある。 黄銅に次ぐ代表的な銅合金で、機器類、美術工芸品、日用品、貨幣、鐘、銅像などに広く用いられる。 含有錫分と用途によって種類も多く、砲金(銅86~90%、錫8~12%、亜鉛少量)、 鐘青銅(銅75~85%、錫15~25%)、鐘青銅(銅65~70%、錫30~35%)、貨幣青銅(銅95%前後、錫5%前後、亜鉛少量)、鉛を含む軸受青銅がある。 このほか、リン青銅、アルミニウム青銅、シルジン青銅、マンガン青銅などが特殊青銅と呼ばれている。 |
234青銅鋳物 Bronze casting |
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いわゆる青銅合金地金。各種の機械的性質と主な用途は次の通り。 1種=湯流れ、被削性が良好で給排水用金具、建築用金具用。 2種=耐圧性、耐摩耗性、耐食性が良好。機械的感度も高い。軸受、スリーブ、ブッシュ、ポンプ、弁、 電動機部品、歯車用。 3種=機械的性質、用途とも2種に同じだが、耐食性が2種よりもややよい。 6種=耐圧性、耐摩耗性、被削性、鋳造性が良好。一般用弁コック類、機械部品用。 7種=機械的性質は6種よりもやや良好。軸受、小型ポンプ部品、バルブ用。 |
235青銅鋳物くず Bronze scrap |
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JIS規格でそれぞれ次のように規定している。 上青銅鋳物くず=青銅鋳物2種、3種およびこれに準ずるもののくずで、1個の重量が3~30kgのもの。 通称特砲金くず。 中青銅鋳物くず=青銅鋳物7種およびこれに準ずるもののくずで、1個の重量が1~30kgのもの。 通称上砲金くず。 並青銅鋳物くず=青銅鋳物6種およびこれに準ずるもののくずで、1個の重量が200g~30kgのもの。 通称並砲金くず。 下青銅鋳物くず=青銅鋳物1種およびこれに準ずるもののくずで、1個の重量が200g~30kgのもの。 上青銅鋳物削りくず=青銅鋳物2種および3種の削りくずで、異材、異物を混入しない油、および水分の少ないもの (ヤスリ粉、ノコ粉を含まないこと)。 並青銅鋳物削りくず=青銅鋳物6種および7種の削りくず(付随規定は上記に同じ)。 下青銅鋳物削りくず=青銅鋳物1種の削りくず。 |
236精留 Reflux refining |
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蒸留亜鉛を精製すること。沸点の差を利用したもので、蒸発凝縮を繰り返して亜鉛より低沸点と高沸点の不純物を除去する。米ニュージャージー・ジンク社の開発したニュージャージー方式が著名。 |
237精留亜鉛 Reflux refined zinc |
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蒸留亜鉛を精製してJIS規格の最純亜鉛級に品位を高めたもの。 |
238製錬 Smelting |
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鉱石その他の原料から溶剤を用いて含有金属を抽出すること。精錬と区別するために特に製の字を用いる。 |
239精錬 Refining |
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溶錬によって得た粗金属を不純物を除去するためにさらに精製すること。 |
240精錬銅 Refined Copper |
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精銅。 > 精銅を参照 |
241セーブス Saves |
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米国非鉄くず規格の古亜鉛ダイカストくず(Old zinc die cast scrap)の通称。鉄および付属品付きの各種亜鉛合金のダイカストのくずで、もみくず、削りくず、ドロス片、鍰(からみ)などを含まないもの。 |
242セーブル Sable |
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ザンビア・ブロークンヒル・ディベロプメント社(ACCの子会社)の鉛・亜鉛地金のブランド。 |
243析出 Deposition |
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固溶体から成分金属が表れること。または、気体、液体中から固体が分離すること。 |
244積層セラミックコンデンサ Multi-layer ceramic capacitor |
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セラミックコンデンサーの一種。金属電極とセラミックを交互に積層したコンデンサ。 |
245赤鉄鉱 Hematite |
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最も重要な鉄鉱石。黒色の酸化鉱でもろい。密度5.3。鉄70%を含有する。 |
246赤銅鉱 Cuprite |
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重要な酸化銅鉱石。暗赤色で重い(密度6.1)。銅88.8%を含有する。 |
247セグリゲーション法 Segregation process |
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酸化銅鉱石の処理方式の一つ。酸化鉱もしくは酸化鉱と硫化鉱の混合鉱石に塩素と石炭を加え、約700℃に熱して還元する方式で、鉱石中の銅分は塩化銅となり、気化、還元して粉状の金属銅が得られる。米国鉱山局が開発した方式。このほか、三井金属が黒鉱の有効な処理方法として、これに似た方式を開発している。また、ザンビアのアングロ・アメリカン社(ACC)が難溶性の低品位酸化銅鉱石の効果的な処理方式として、セグリーゲーション法にやや近いトルコ方式を開発している。 |
248セシウム Cesium |
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元素記号Cs 密度1.903、融点29℃。アルカリ金属の一つ。非常に軽くてやわらかい。単体で使用されることはほとんどなく、化合物として光電管の薄膜その他に用いられる。 |
249石膏 Gypsum |
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白色の塊状鉱物で、非常にやわらかい。金属鉱物に随伴して黒鉱鉱床から多く出る。セメントおよび建築用材に用いられる。 |
250接触交代鉱床 Pyrometasomatic deposit ; Contact-metamorphic deposit |
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接触鉱物を伴い、高熱、高圧下に生じた交代鉱床。磁鉄鉱、黄銅鉱、せん亜鉛鉱などが出る。神岡(岐阜県)、八茎(福島県)などが代表的だった。 |
251接触鉱物 Contact mineral |
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接触変質作用により新しく生じた鉱物。 |
252接触変質作用 Contact-metamorphism |
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マグマが岩石に接触して、その熱作用で既存の岩石および岩石中の鉱物を変質させること。 |
253ZDA Zinc Development Association |
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米国亜鉛開発協会。 |
254セツルメント Settlement |
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セツルメント・プライス。 |
255セツルメント・プライス Settlement Price |
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LME(ロンドン金属取引所)前場の現物売値のこと。LMEでは前場終了後、差金決済の基準価格としてオフィシャル・クロージング・プライス(取決値)を発表している。これがセツルメント・プライスである。厳密にいえば売買価格ではないが、実際には前場の現物の売値がそのままセツルメント・プライスに充てられている。各種取引の基準価格として利用されることが多い。 > セツルメントを参照 |
256セパくず Separate new brass clippings |
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黄銅くず。 |
257セメント・カッパー Cement copper |
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沈殿銅。 > 沈殿銅を参照 |
258セラミック・コーティング Ceramic coating |
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金属の表面にセラミックを被覆すること。 |
259セラミックコンデンサー Ceramic capacitor |
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誘電体にセラミックを使ったコンデンサ。 |
260セラミックス Ceramics |
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陶磁器類のことだが、一般には広く耐熱ホーロー質のものを指している。 |
261セラミック繊維 Ceramic fiber |
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無機繊維。 > 無機繊維を参照 |
262セリウム Cerium |
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元素記号Ce 密度6.77、融点775℃。 ドイツ名はセル。希土類元素の一つで、モナズ石およびバストネサイトの主成分として存在し、クラーク数によれば希土類元素中存在量は最も多い。発火合金(ミッシュ・メタル)、アルミニウム合金添加剤、光学ガラス、フィルター、研磨剤などに用いられる。 |
263セリウム・メタル Cerium metal |
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ミッシュメタル。セリウムを主成分(含有量約50%)とする。 > ミッシュメタルを参照 |
264セル Cerium |
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セリウム。 > セリウムを参照 |
265セルバンタイト Carvantite |
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アンチモンの鉱石。酸化鉱で、アンチモン79%を含有する。 |
266セレニウム Selenium |
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セレン。 > セレンを参照 |
267セレン Selenium(独) |
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元素記号Se 密度4.79、融点217℃。 英名はセレニウム。同素体の多い金属元素で、光を当てると電気伝導度が増加する性質がある。セレン鉱物としてはセレン銅鉱、セレン鉛鉱、セレン硫黄などがあるが、産出量は少なく、通常、銅電解の陽極泥から副産物として採取されるか、または硫酸製造の際に煙煤から回収される。整流器、ガラスの着色剤、光電池、鋼への添加剤などに用いられる。 |
268閃亜鉛鉱 Zinc blende ; Sphalerite |
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最も重要な亜鉛鉱石。硫化鉱で、亜鉛50~67%、硫黄33%のほか、鉄、マンガン、カドミウムを含有する。方鉛鉱、黄鉄鉱などを伴って産出することが多い。 |
269繊維強化金属 Fiber reinforced metal |
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FRM。金属母材中に炭素、ホウ素、炭化ケイ素、アルミナなど繊維状の物質を分散させた複合材。各種機械的性能が飛躍的に向上する。母材には主にアルミニウム、チタン、マグネシウムなどの軽い金属が使われている。 |
270閃ウラン鉱 Uraninite |
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ウランの重要な鉱物。黒色。密度10.0で非常に重い。天然に産する酸化ウランで、通常八面体もしくは六面体の結晶であるが、非結晶質のものは瀝青ウラン鉱(ピッチブレンド)と呼ばれ、ウランの最も代表的な鉱石。 |
271前駆体系繊維 Fiber form precursor |
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繊維状の高分子材料、金属アルコキシドなどから焼成した繊維。炭素繊維、炭化けい素繊維、アルミナ繊維など。 |
272選鉱 Mineral dressing ; Concentration ; Milling |
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採掘した粗鉱を有用鉱物と不用の脈石とに分離し、鉱石品位を高めること。手選、浮遊選鉱、密度選鉱、磁力選鉱などがある。 |
273選鉱鉱尾 Mill tailing |
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選鉱のかす。 |
274選鉱比 Ratio of concentration |
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選鉱における粗鉱の量と精鉱の量の比。 |
275センダスト Sendust |
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電解鉄にアルミニウムとシリコンを添加した合金。電気的損失がが少なく磁気特性に優れている。 |
276全米鉄鋼労組 United Steelworkers of America |
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USWA。 > USWAを参照 |
277粗圧延 Rough rolling |
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板、条の製造で最初に行う圧延。 |
278蒼鉛 Bismuth |
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ビスマス。 > ビスマスを参照 |
279蒼鉛鉱石 Bismuth ore |
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自然蒼鉛、輝蒼鉛鉱、テルル蒼鉛鉱、蒼鉛華、酸化蒼鉛鉱、炭酸蒼鉛鉱などがあり、通常、銅、亜鉛、錫鉱石などに伴って産出する。主産地はペルー、メキシコ、ボリビアなどで、日本の産出量も比較的多かった。 |
280粗鉛 Base buillion ; Work-lead |
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溶鉱炉製錬によって得た純度97~98%の鉛塊。金、銀、ビスマス、その他の金属を含有している未精製の鉛で、 これをパークス法、電解法などで精製してパークス鉛、電気鉛とする。通称ブリヨン。 |
281粗鉱 Crude ore ; Raw ore |
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採掘されたままの鉱石。採掘された粗鉱は、このままでは不用の岩石が多くて製錬効率が悪く、運搬費用も高くつくので、通常山元で破砕⇒粉砕(磨鉱)⇒浮遊選鉱その他の選鉱を得た上で、初めて製錬される。粗鋼品位は、採掘の自然条件、金属の市場価格などによって左右されるので一概にはいえないが、銅鉱1~3%、鉛鉱2~6%、亜鉛鉱5~15%程度のものが採掘されるのが普通。 |
282粗酸化亜鉛 Crude zinc oxide |
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電気炉製鉄の工程で発生する製鋼煙灰から回収された亜鉛分。蒸留亜鉛地金の原料となる。 |
283ソジウム Sodium |
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ナトリウム。 |
284粗製アンチモン Crude antimony |
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精製前のアンチモンで、アンチモン品位は約70%。ほかに、銅、鉄、硫黄、ヒ素、鉛などを含んでいる。精製して金属アンチモンとするが、鉛の分離が困難なためこのまま硬鉛をつくることもある。また、マッチ、花火、雷管やアンチモン化合物の製造に用いる。 |
285粗銅 Blister copper ; Black copper ; Crude copper |
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ブリスター。銅精鉱を溶鉱炉、反射炉、自溶炉などで熔錬、転炉で還元してつくる。98%以上の品位があるが、まだ不純物が多く加工に適しないため、一部化学用品として使用するほかは電解精錬して電気銅、もしくは火力精錬して火力精錬銅とする。 |
286ゾーン精製 Zone refining |
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金属の物理的な精製法。帯融精製ともいう。ゲルマニウムの効果的な精製法として始められたが、ゲルマニウムだけに限らず、ビスマス、インジウム、アンチモンなど各種高純度金属の製法として広く応用されるようになっている。対象金属を電熱コイルで左から右へ溶融しながら不純物を末端部に凝集させる方法で、ゲルマニウムの場合、イレブン・ナイン(99.999999999%)程度の超高純度のものまで得られる。 |