1ラーク Lark |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の黄銅雷管くず(Yellow brass primer)の通称。 |
2雷管 Primer ; Blasting cap ; Detonator |
|
---|---|
銅、黄銅などでつくった発火具。 |
3ライニング Lining |
|
---|---|
内張り。 |
4ラウタル Lautal |
|
---|---|
アルミニウム合金。 > アルミニウム合金を参照 |
5ラジウム Radium |
|
---|---|
元素記号Ra 放射性金属元素で、アルカリ土類金属の一つ。瀝青ウラン鉱中に微量存在する。 |
6ラジオ Radio |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の込み鉛くず(Mixed hard/soft scrap lead)の通称。 |
7ラスサーティ Rusthirty |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の18クロムステンレスくず(14-18% Chrome stainless scrap)の通称。 純粋のクロムステンレスくずで、含有クロム分14~18%、リンおよび硫黄分0.03%以下、ニッケル分0.5%以下のもの。 |
8ラステン Rusten |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の13クロムステンレスくず(11-14% Chrome stainless scrap)の通称。 純粋のクロムステンレスくずで、含有クロム分11~14%、リンおよび硫黄分0.03%以下、ニッケル分0.5%以下のもの。 |
9ラスト・ノウン Last-known |
|
---|---|
LME相場を基準とする輸入銅の値決め方式の一つ。最もあとで知った…という意味で知り得る最終のLME価格で値決めをする。 たとえば、現物到着月のLME3ヵ月先物相場のラスト・ノウンを条件に輸入銅を契約したとすれば、買い手は現物到着月の任意の日のLME相場で値決めをすることができるが、「最もあとで知った価格」が条件であることから値決め日前日より前の日の相場を指定することはできない。つまり値決めをする日の朝の入電相場が正式の契約価格となる。 これに対して、まだ知られていない翌朝以降の入電相場を契約条件にするのをアンノウン(Unknown)という。またこれとは別に、LMEの各種の月平均相場で値決めをするマンスリー・アベレージ(Monthly average)もある。 |
10ラソライト Rasorite |
|
---|---|
ホウ砂原鉱。ホウ素の原料となる。 |
11ラックス Racks |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の鉛くず(Scrap lead-soft)の通称。 ドロスバッテリー極板、硬鉛、押出チューブ、活字合金、黄銅部品および一切の不純な鉛化合物を含まない純良な鉛くず。 |
12ラテライト Laterite |
|
---|---|
鉄鉱石の一種。紅土、鉄礬土ともいい、風化作用の激しい熱帯地方に広く分布する残留鉱石で、鉄、ニッケル、クロムとアルミナを含有する。 |
13ラフタ(LAFTA) Latin America Free Trade Association |
|
---|---|
ラテン・アメリカ自由貿易連合。 |
14ラベル Label |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の新黄銅くず(New brass clippings)の通称。鉛を含まない純良な黄銅板の新切れくずで、一切の異物を含まず、直径1/4㌅以下の打ち抜きくずが10%を超えず、ムンツメタルとネーバル黄銅を除いたもの。 |
15ランガサイト Langasite |
|
---|---|
ランタン、ガリウム、シリコンを成分とする圧電材料。温度安定性が良く音響特性に優れ、通信用のSAWフィルタ(弾性表面波フィルタ)に使われる。 |
16ランクス Ranks |
|
---|---|
米国非鉄くず規格のピューターくず(Pewter)の通称。食器類およびソーダ水容器からなり、最低84%の錫を含むもの。 |
17ランタン Lanthanum(独) |
|
---|---|
元素記号La 密度6.19、融点835℃。英名はランタナム。 セリウムとともに最も代表的な希土類元素で、発火性を利用して発火合金、蛍光灯点灯などに使用されるほか、 低温における超伝導性から電子工業用、または酸化物は光学レンズに用いられる。 |
18ランチ Ranch |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の錫くず(Block tin)の通称。液体、ハンダ、黄銅継手、ピューター、ポンプ、茶器類を含まない含有錫分最低98%のもの。 |
19藍銅鉱 Azurite |
|
---|---|
酸化銅鉱石。藍青色の塊・板状鉱でもろい。銅55.2%を含有する。 |
20リーチング Leaching |
|
---|---|
浸出法。鉱石処理法の一つで、硫酸などを用いて鉱石中の成分を浸し出すこと。酸化銅鉱石を希硫酸で浸出するのは好例。 |
21リードフレーム Lead Frame |
|
---|---|
IC(集積回路)やトランジスタの外部リードを形成する金属フレーム。素材は主に銅合金やニッケル合金が使われる。 |
22リーマー Lemur |
|
---|---|
米国非鉄くず規格のモネル削りくずおよびもみくず(Monel turnings and borings)の通称。 含有ニッケル分60%以上の純良な乾燥した普通モネルまたはRモネルの削りくず、もみくず。 |
23リクイデーション Liquidation |
|
---|---|
先に開いたLong position(先物を買ったままの状態)を期日まで解くこと。売り戻し、Coverの逆。 |
24リサージ Litharge |
|
---|---|
一酸化鉛で密陀僧ともいう。鉛地金を溶解してつくる。農薬、塗料、顔料、塩化ビニール安定剤などに用いる。 |
25リシア雲母 Lepidolite ; Lithia mica |
|
---|---|
リチウムの原鉱石。Li₂Oを4%程度含む。うろこ雲母ともいう。 |
26リシア輝石 Spodumene |
|
---|---|
リチウムの原鉱石。Li₂Oを5%前後含む。黝輝石ともいう。 |
27リシウム Lithium |
|
---|---|
リチウム。 > リチウムを参照 |
28リチア雲母 Lepidolite ; Lithia mica |
|
---|---|
リシア雲母。 > リシア雲母を参照 |
29リチウム Lithium |
|
---|---|
元素記号Li 密度0.534、融点186℃。やわらかい銀白色のアルカリ金属で、金属元素中最も軽い。 葉長石、燐礬石(りんばん)、リシア輝石、リシア雲母などにLi₂Oとして3~9%程度含まれており、これを塩化物とし、 溶融塩電解すると金属リチウムが得られる。リチウム鉱の最大の産地はローデシアで、このほか南西アフリカ、ウガンダなどから産出される。リチウムは他金属に添加すると合金特性を増すので、鉛合金やアルミニウム合金の添加剤として用いられる。 また中性子吸収断面積が大きいので原子炉の制御棒に使用される。このほか試薬、脱酸剤、脱ガス剤としての用途がある。 |
30リトポン Lithopone |
|
---|---|
硫化亜鉛と硫酸バリウムの混合物で白色顔料。 |
31リビングストン鉱 Livingstonite |
|
---|---|
水銀の硫化鉱物。水銀22%とアンチモンを含有する。 |
32硫化亜鉛 Zinc sulphide |
|
---|---|
せん亜鉛鉱は天然に産する硫化亜鉛であるが、人工的には硫酸亜鉛からつくる。顔料に用いる。 |
33硫化アンチモン Antimony sulphide |
|
---|---|
天然に輝安鉱として産する。三硫化アンチモンと五硫化アンチモンがあり、花火、マッチ、顔料などに用いる。 |
34硫化カドミウム Cadmium sulphide |
|
---|---|
カドミウムの重要な化合物で、絵具、塗料などに用いるカドミウム黄の原料。炭酸カドミウムと硫黄を加熱してつくる。 |
35硫化鉱 Sulphide ore |
|
---|---|
金属硫化物の形で産出する鉱石の総称。各種金属の原鉱石として重要なものが多い。おもな硫化鉱に次のようなものがある。 輝銅鉱 Cu₂S、斑銅鉱 Cu₃FeS₃、黄銅鉱 CuFeS₂、黝銅鉱 Cu₁₂Sb₄S₁₃-x、黄錫鉱 Cu₂FeSnS₄、 輝銀鉱 Ag₂S、方鉛鉱 PbS、黄鉄鉱 FeS₂、磁硫鉄鉱 Fe₁-xS、閃亜鉛鉱 ZnS、輝安鉱 Sb₂S₃、辰砂 HgS、 閃マンガン鉱 MnS、輝蒼鉛鉱 Bi₂S₃、輝水鉛鉱 MoS₂、硫カドミウム鉱 CdS、ペントランダイト FeNiS |
36硫化水銀 Mercury sulphide |
|
---|---|
天然に辰砂として産する。硫化第二水銀が重要で顔料に用いる。 |
37硫化錫 Tin sulphide |
|
---|---|
硫化第一錫と硫化第二錫がある。前者は触媒、後者は顔料に用いる。 |
38硫化鉄鉱 Pyrites ; Pyrites ore |
|
---|---|
黄鉄鉱と磁硫鉄鉱の総称。主として硫酸製造に用いられるが、銅を含むものは含銅硫化鉄鉱と称し、銅の重要な原料となる。 |
39硫化銅 Copper sulphide |
|
---|---|
硫化第一銅と第二銅がある。天然に各種硫化銅鉱として産出。 |
40硫カドミウム鉱 Greenockite |
|
---|---|
カドミウムの硫化鉱石。カドミウムを主成分とする鉱石としてはほとんど唯一のもの。カドミウム77%を含有する。米国の一部鉱床を例外として、この鉱石のみで鉱床を形成することはほとんどない。 |
41硫化モリブデン Molybdenum sulphide |
|
---|---|
天然に輝水鉛鉱として産する。二硫化モリブデンが重要で、潤滑剤に用いる。 |
42硫コバルト鉱 Linnaeite |
|
---|---|
(CoNi)₃S₄の組成をもつコバルトの鉱石。コバルト含有量は一定しない。 |
43硫コバルトニッケル鉱 Linnaeite |
|
---|---|
硫コバルト鉱。 > 硫コバルト鉱を参照 |
44硫酸亜鉛 Zinc sulphate |
|
---|---|
亜鉛を硫酸で溶解してつくる。無色の結晶で、顔料、医薬、防腐剤、亜鉛メッキなどに用いる。 |
45硫酸アルミニウム Aluminium sulphfate |
|
---|---|
純品は無色の光沢ある結晶、片、粒、または粉末であるが、工業製品は白色またはやや着色した塊、または粉末、および無色ないし黄色がかった薄い褐色の液体となる。 製紙のサイジングならびに抄紙調整剤、都市水道・工業用水道・工業用水および排水の浄水剤(凝集剤)、 顔料・染料の製造、染色助剤、泡末消化剤、陶磁器工業のクレー沈殿剤、みょうばん、アルミナホワイトの原料などに用いられる。 |
46硫酸塩 Sulphate |
|
---|---|
硫酸中の水素が金属と置換してできた化合物で、天青石、重晶石などとして天然に産するが、その数は少ない。 おもな硫酸塩鉱物としては次のようなものがある。 天青石 Sr(SO₄)、重晶石 Ba(SO₄)、硫酸鉛鉱 Pb(SO₄)、水胆礬 CuSO₄3Cu(OH)₂、胆礬 CuSO₄7H₂O |
47硫酸鉛鉱 Anglesite |
|
---|---|
鉛の鉱石。硫酸塩鉱物で鉛68.53%を含有する。 |
48硫酸さい Pyrite cinder |
|
---|---|
硫酸焼鉱。 > 硫酸焼鉱を参照 |
49硫酸焼鉱 Pyrite cinder |
|
---|---|
硫化鉄鉱を焙焼したあとの焼かす。硫酸さいともいう。鉄分を54~57%含有しているので、焼結して製鉄原料に用いる。 |
50硫酸銅 Copper sulphate |
|
---|---|
硫酸第一銅と第二銅があり、銅の電解精錬の電解液から得られる胆礬は硫酸第二銅(Cupric sulphate)。 銅くずを硫酸に溶解してつくることもできる。青色の結晶で、防腐剤、ボルドー液、銅メッキ、ダニエル電池などに用いる。また銅鉱山の坑内水などに含まれて天然に産出する硫酸銅(chalcanthite)は沈殿銅として銅の原料にする。 |
51硫酸銅鉱 Brochantite |
|
---|---|
重要な酸化銅鉱石。一般に水胆礬という。 |
52硫酸鉛 Lead sulphate |
|
---|---|
PbSO₄の組成をもち、天然に硫酸鉛鉱として産する。白色の結晶で、顔料、ホーロー、うわぐすりなどに用いる。 |
53硫酸ニッケル Nickel sulphate |
|
---|---|
ニッケルまたはニッケル合金くずを硫酸溶液で電解してつくる。銅電解の溶液からも得られる。主にニッケルメッキに用いられる。 |
54硫酸マンガン Manganese sulphate |
|
---|---|
淡紅色結晶(斜方晶系、単斜晶系)で、塗料・印刷インキの乾燥剤原料、窯業用顔料(燐酸マンガン・陶試紅)の製造、 金属表面処理剤などに用いられる。 |
55粒子強化金属 Particle reinforced metal |
|
---|---|
粒子状の強化材によって、力学的特性を向上させた金属基複合材料。 |
56硫錫鉱 Stannite |
|
---|---|
黄錫鉱。 >黄錫鉱を参照 |
57流動焙焼炉 Fluosolids roaster |
|
---|---|
フルオソリッド焙焼炉。 > フルオソリッド焙焼炉を参照 |
58硫砒銅鉱 Enargite |
|
---|---|
Cu₃AsS₄の組成をもつ硫化銅鉱石。銅48.4%を含有する。 |
59硫砒ニッケル鉱 Gersdorffite |
|
---|---|
(Ni,Fe)AsSの組成をもつニッケル鉱石。ゲルスドルフ鉱ともいう。 |
60硫砒白金 Cooperite |
|
---|---|
クーペライト。 > クーペライトを参照 |
61菱亜鉛鉱 Smithsonite |
|
---|---|
亜鉛の酸化鉱石。炭酸塩鉱物で亜鉛52%を含有する。 |
62菱苦土鉱 Magnesite |
|
---|---|
マグネサイト。マグネシウムの重要な鉱物で、MgO 45~47%を含有する。ロシア、オーストラリア、中国、北朝鮮が主産地。 |
63菱マンガン鉱 Rhodochrosite |
|
---|---|
マンガンの炭酸塩鉱物。淡紅色の菱形結晶で、マンガン47.8%を含有する。 |
64緑鉛鉱 Phromorphite |
|
---|---|
鉛の酸化鉱石。鉛75.79%を含有する。 |
65緑塩銅鉱 Atacamite |
|
---|---|
CuCl₂3Cu(OH)₂の組成をもつ酸化銅鉱石。銅59.43%を含有する。アタカマ鉱ともいう。チリに多く産出する。 |
66緑柱石 Beryl |
|
---|---|
ベリル。3BeO・Al₂O₃・6SiO₂または(Si₆O₁₈)Al₂Be₃、ベリリウムのほとんど唯一の原鉱石。 組成はBe₃Al₂Si₆O₁₈、緑・青色、六角柱状結晶で、酸化ベリリウム10%以上を含有する。 世界の産出量は年間およそ7,000㌧で主産国はブラジル、ロシア、カザフスタン、ウガンダ、モザンビーク、アルゼンチン、ルワンダ、インド、オーストラリアなど。国内にも少量産出するが、経済的に採取価値のあるものはない。なお、宝石のエメラルド、アクアマリンは緑柱石に一種。 |
67リレー Relay |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の被鉛ケーブルくず(Lead covered copper cable)の通称。鎧装ケーブルで、異物の混入していないもの。 |
68リン Phosphorus ; Phosphor |
|
---|---|
元素記号P 天然にリン酸塩の形でリン灰石などに含まれて産出する。 金属の脱酸、清浄剤、または強靭性を高めるのに用いる。脱酸銅は前者、リン青銅は後者の好例。 |
69リン灰ウラン鉱 Autunite |
|
---|---|
ウランのリン酸塩鉱物。灰ウラン雲母ともいう。 |
70リン灰石 Apatite |
|
---|---|
リン鉱石の一つ。 |
71リング Ring |
|
---|---|
LMEで毎日4回、5分間の取引が上場各金属において公式に行われる場所。 |
72リン鉱石 Phosphate rock ; Phosphate pre |
|
---|---|
リン灰石が最も重要。アメリカ、中国、モロッコの産出量が多い。 |
73リン青銅 Phosphor bronze |
|
---|---|
青銅に少量のリンを添加した合金。弾性、耐食性、耐摩耗性が良好で、板、棒、線、鋳物として、バネ、金網、 ブッシュ、歯車、軸受、羽根車、製紙用ロールなどに用いる。 板、棒、線用は錫3~9%、リン0.03~0.35%程度、鋳造用は錫9~15%、リン0.05~0.5%程度を含む。 |
74リン青銅板 Phospor bronze sheet (or plate) |
|
---|---|
展延性、耐疲労性、耐食性がよい。C5191、C5212はばね材に適する。ただし、特に高性能のばね性を要求するものは、ばね用リム青銅を用いるのがよい。 電子、電気機器用ばね、スイッチ、リードフレーム、コネクタ、タイヤフラケ、ベロー、ヒューズクリップ、しゅう動片、軸受、ブシュなど。 |
75リン青銅鋳物 Phosphor bronze casting |
|
---|---|
リン青銅。 > リン青銅を参照 |
76リン青銅くず Phosphor bronze scrap |
|
---|---|
JISでは次の通り品質と形状を規定している。 リン青銅くず=リン青銅板、棒、バネ用リン青銅板および径1.3mm以上のリン青銅線ならびにこれらに準ずるも のの純良なくず。製錬、伸銅、鋳物用。 リン青銅削りくず=リン青銅板、棒、バネ用リン青銅板および径1.3mm以上のリン青銅線の削りくずで油分およ び水分の少ないもの(ヤスリ粉、ノコ粉などを含んではならない)。製錬、鋳物用。 リン青銅網くず=製紙用網および径1.3mm未満の線ならびにこれらに準ずるもののくずで、異材、異物を混入し ないもの。 |
77リン青銅線 Phosphor bronze wire |
|
---|---|
耐疲労性、耐食性、耐摩耗性がよく、コイルばね、渦巻きばね、スナップボタン、金網、ヘッダー材、ワッシャなどに使われる。種類および成分は棒に同じ。 |
78リン青銅棒 Phosphor bronze rod (or bar) |
|
---|---|
耐疲労性、耐食性、耐摩耗性がよい。C5341、C5441は快削リン青銅棒で、鉛添加により被削性がよい。 歯車、カム、継手、軸、軸受、小ねじ、ボルト、ナット、しゅう動部品、コネクタ、トロリ線版画などに用いられる。 |
79リン脱酸銅 Phosphorous deoxidized copper |
|
---|---|
りんによって脱酸され、酸化銅を含まない銅99.90%以上の金属。 |
80リン銅ウラン鉱 Torbernite |
|
---|---|
ウランの原鉱。リン酸塩鉱物で、(UO₂)Oを61%含有する。 |
81リン銅地金 Phosphor copper Metal |
|
---|---|
リン8.0~14.5%以上を含む銅合金。JISでは1種A、B、2種、3種に4分類している。 Aは銅、銅合金展伸材の脱酸剤、リン添加剤に、Bは銅、銅合金鋳物の脱酸剤、リン添加剤などに用いる。 2種は溶融点が1種より低い性質を利用して銅、銅合金展伸材や鋳物の脱酸剤、リン添加剤などに、 3種は高ケイ素アルミニウム合金鋳物の結晶粒微細化剤などに用いる。地金の形状は溝付きのインゴット(形状)、ショット(粒状)など取り扱いに便利な鋳塊とするよう求められている。 |
82リン礬石 Amblygonite |
|
---|---|
リチウムの原鉱石。鈍角石ともいう。 |
83類金属 Metalloid |
|
---|---|
半金属。 > 半金属を参照 |
84ルセニウム Ruthenium |
|
---|---|
ルテニウム。 > ルテニウムを参照 |
85ルチル Rutile |
|
---|---|
金紅石。 > 金紅石を参照 |
86ルッペ Luppe |
|
---|---|
粒鉄のこと。 > ニッケル・ルッペを参照 |
87るつぼ炉 Crucible furnace |
|
---|---|
耐火レンガなどで造られた容量数百kmから数㌧の小型溶解炉の一種。取り扱いが容易で操業コストも低い。 |
88ルテシウム Lutetium |
|
---|---|
元素記号Lu 希土類元素の一つ。ルテチウムともいう。希土類中ツリウムに次いで存在量が少ない。 |
89ルテニウム Ruthenium |
|
---|---|
元素記号Ru 密度12.2、融点2,500℃。白色の光沢ある貴金属で、白金に伴って産出する。非常に硬く、金属の硬化剤に用いられるが、利用度は低い。 |
90ルビジウム Rubidium |
|
---|---|
元素記号Rb 密度1.53、融点39℃。銀白色のアルカリ金属で非常にやわらかい。 酸素に対する親和力が極めて強く、常温で自然発火する。他のアルカリ金属に伴って産出するが、産出量は非常に少なく、用途も光電管、試薬品などの狭い分野に限定されている。 |
91レア・メタル Rare metal |
|
---|---|
希少金属。 > 希少金属を参照 |
92冷間圧延 Cold rolling |
|
---|---|
金属が加工硬化する温度範囲内で行う圧延法。熱間圧延の後工程として、薄板の仕上げに使う場合が多い。 |
93冷間加工 Cold working |
|
---|---|
常温ないし加工硬化する温度範囲内での加工。 |
94冷材 Coolant |
|
---|---|
銅製錬の場合、精錬工程において、炉内の温度管理用(熔体温度を低下させる)に使用される銅スクラップ。 品位、性状は統一されていない。代表的なものは電解から発生するアノード・スクラップ(残基)で銅品位は98%以上。 非鉄スクラップ市場から手当てされる銅スクラップ(故銅)もあり、平均75%程度。なお、スラグを冷材として使うこともある。 |
95レイベル Label |
|
---|---|
ラベル。 > ラベルを参照 |
96レイルズ Rails |
|
---|---|
米国非鉄くず規格のバッテリー基板くず(Battery plates)の通称。 |
97レインズ Rains |
|
---|---|
米国非鉄くず規格のバッテリーくず(Drained whole batteries)の通称。液体その他の異物を除去したバッテリーくず。 |
98レーキ Rake |
|
---|---|
鉱石分級機の一つ。粒の大小を水中の沈降速度によって分級する。 |
99レーク Lake |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の小銃薬きょうくず(Brass small arms and rifle shells,clean fired)の通称。 |
100レーク銅 Lake copper |
|
---|---|
米国ミシガン州のスペリオル湖地方で生産される銅。 |
101レーザー加工 Laser processing |
|
---|---|
レーザーを用いて溶接、表面改質、局部熱処理などを行うこと。 |
102レース Lace |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の雷管抜き薬きょうくず(Brass shell cases without primers)の通称。 |
103瀝青ウラン鉱 Pitchblende |
|
---|---|
ピッチブレンド。ウランの最も重要な鉱石。せんウラン鉱のうちの非結晶質の塊状鉱をいい、U₃O₈を80%程度を含有する。 |
104裂罅充てん鉱床 Fissure-filling deposit |
|
---|---|
鉱物成分が岩石の割れ目に充てんして生じた鉱床。 |
105レディ Lady |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の雷管付き薬きょうくず(Brass shell cases with primers)の通称。 |
106レトルト Retort |
|
---|---|
蒸留亜鉛や水銀の製造に用いる加熱器。 |
107レニウム Rhenium |
|
---|---|
元素記号Re 密度20.5、融点3,440℃。銀白色の希少金属で、溶融点が非常に高く、耐熱、耐食性がすぐれる。 天然には鉄マンガン重石、タンタライト、ガドリン石、コロンバイト、砒白金などに少量含まれて産出する。化学反応の触媒、フィラメント、熱電対などに用いられる。 |
108レニエライト Renierite |
|
---|---|
ゲルマニウムの鉱石。砒、硫化物の混合鉱石で、ザイールのカタンガおよび南西アフリカのツメブに産出する。 |
109レベルワウンドコイル Level wound coil |
|
---|---|
管を円筒状に整列多層巻きしたもの。 |
110レモン Lemon |
|
---|---|
米国非鉄くず規格のモネル鋳物くず(Monel castings)の通称。 ニッケル分60%以上の純良な普通モネル、Sモネル、Hモネルの鋳物からなり、異物および一切の不純物を含まないもの。 |
111連続鋳造鋳物 Continuous casting (CC) |
|
---|---|
鋳型の中に連続的に金属を供給して造られる鋳物。 |
112連続鋳造法 Continuous casting process |
|
---|---|
溶融地金をワイヤバー、ビレッドなどに連続して鋳造する方式。加工工程が節減され、製品歩留まりもよい。 |
113レンツ Rents |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の鉛ドロス(Lead dross)の通称。 |
114レンディング Lending |
|
---|---|
先物市場で期近のものを売り、同時に期先のものを買うこと。ボローイングの逆。また、ボローイング・レンディングを総称してキャリーと呼ぶ。 |
115レンド Lend |
|
---|---|
期先を売り、同時に期先を買うこと。 |
116ろう Filler metal |
|
---|---|
450℃以上の融点をもつろう接用合金。硬ろうともいう。 銀ろう、黄銅ろう、リン銅ろう、アルミニウムろう、金ろう、ニッケルろう、マグネシウムろうなどがある。 |
117ろう石 Phrophyllite ; Agalmatolite |
|
---|---|
Al₂Si₄O₁₀(OH)₂を主成分とするろう状のやわらかい鉱物。タイルや陶磁器原料、耐火煉瓦の原料などに用いる。 |
118ろう付け Brazing ; Soldering |
|
---|---|
材料を融点より低く加熱し、接合部に材料より融点の低いろうを流入させて接合する方法。 ろうは、黄銅、銅、銀などが使われる。ろうの融点が450℃以上のものを硬ろう、450℃以下のものを軟ろうと呼び、 軟ろうによるろう付けを「ろう接」と呼ぶが、原理は全く同じでハンダ付けが代表的。 |
119老脈 Old vein |
|
---|---|
地質時代的にいって新世代第3紀以前に生成した鉱物。 |
120ローエックス Lo-Ex |
|
---|---|
アルミニウム合金。 > アルミニウム合金を参照 |
121ロータリー・キルン Rotary kiln |
|
---|---|
円筒型の回転焼成炉。 |
122ロープス Ropes |
|
---|---|
米国非鉄くず規格の鉛おもりくず(Lead weights)の通称。 |
123緑青 Verdigris ; patina |
|
---|---|
銅の青さび。銅および銅合金表面に生じる青緑色の化合物のことで、水分、CO₂ガス、SO₂ガスなどの作用によって生成され、塩基性炭素銅、塩基性硫酸銅などが主成分。毒性はない。 |
124ロジウム Rhodium |
|
---|---|
元素記号Rh 密度12.4、融点1,960℃。銀白色の光沢ある貴金属で、硬くて展延性がある。 オスミウム、イリジウムなど他の白金族に伴って微量にしか産出せず、貴金属の中でも最も価値が高い。電気接点、高温計などに用いられる。 |
125ロストワックス Lost wax process |
|
---|---|
ワックス(ろう)が比較的低温で溶融することを利用した精密鋳造法の一種。機械加工が困難な三次元形状が一体成型で得られる。 製造法は、金型にワックスを注入、高精度な模型を作製し、耐火物でコーティングした後、加熱しワックスを除去することで鋳型が得られ、これにアルミ、銅、鉄あるいは金、銀、プラチナなどの貴金属を流入させ製品が完成する。原理は昔から知られ、美術品などが作られていた。 |
126ロッド・ミル Rod mill |
|
---|---|
鉱石粉砕機の一種。 |
127ロッドとバー Rod and bar |
|
---|---|
ロッドとバーの差異は形状による。 アルミニウム棒の場合、米国では丸棒をロッド、角棒ないし角形に近い棒をバーと称している。 また、銅および黄銅棒の場合は丸棒、六角棒、八角棒の類がロッド、正方形、矩形、ブスバーに近い形状のものがバーと称されている。 |
128露頭 Outcrop ; Exposure |
|
---|---|
鉱床の一部分が地表に露出しているところ。 |
129ロング long |
|
---|---|
先物を買ったまま、売り戻しとしないもの。 |
130ロング・トン Long ton |
|
---|---|
貨物の重量単位。2,240㍀。1,016.1kg。英国を中心に用いられており、英トン、大トン、重トンともいう。 |
131ロンドン金属取引所 London Metal Exchange |
|
---|---|
LME。 > LMEを参照 |