1アーク
Arc
  • アーク
電極間に低電圧で大電流がガス体を介して流れ、高温で強い光を発する現象。
この高温を用いて溶接する方法がアーク溶接。
2アームス・ブロンズ
Arms bronze
  • アームス・ブロンズ
  • アルミニウム青銅
三菱マテリアルの商品名、アルミニウム青銅。

> アルミニウム青銅を参照
3IAI
International Aluminum Institute
  • アイエーアイ
国際アルミニュウム協会。
4IACS
  • アイエーシーエス
  • 国際アニール銅規格
国際的な導電率の表し方。電気抵抗の基準として、国際的に採択された焼鈍標準軟銅の導電率を100%IACSとして規定。
5ITO
Indium Tin Oxide
  • アイティオー
インジウムと錫の酸化物。液晶表示装置(LCD)の透明導電膜材料。
6亜鉛
Zinc
  • あえん
元素記号Zn 密度7.133、融点419.5℃。
青白色の結晶性金属で常温ではもろいが、100~150℃付近で展延性を生じる。空気中ではほとんど腐食しない。
亜鉛鉄板、その他のメッキ、銅との合金、亜鉛板、ダイカスト、亜鉛華、亜鉛末などに広く用いられる。
亜鉛の製錬法は数種ある。亜鉛精鉱を焙焼して、硫酸で浸出、硫酸亜鉛とし、この溶液を電解すると純粋の金属亜鉛が得られる。これを電気炉で溶解、厚板状に鋳込んだのが電気亜鉛である。これが湿式法であるが、ほかに蒸留亜鉛を製造する蒸留法(乾式法)、鉛、亜鉛を同時に製錬するISP法などがある。
2001年の世界の亜鉛(地金)生産は921万㌧。
7亜鉛華
Zinc white ; Zinc oxide ; Zinc flower
  • あえんか
酸化亜鉛で、白色の粉末。亜鉛白ともいう。
製法は、金属亜鉛を加熱してつくるフランス法と亜鉛鉱石を加熱してつくるアメリカ法とがある。塗料、顔料、
ゴム、陶磁器、医薬などに用いられる。
8亜鉛基合金
Zinc-base alloy
  • あえんきごうきん
亜鉛を主成分とし、目的、用途に応じて銅、アルミニュウム、マグネシウムなどを適宜添加した合金。
ダイカスト用が最も重要。
9亜鉛地金
Slab zinc ; Zinc metal
  • あえんじがね
電気亜鉛、蒸留亜鉛、精留亜鉛がある。
電気亜鉛は鉱石を硫酸亜鉛溶液にして電解、蒸留亜鉛は鉱石をレトルトで還元蒸留、精留亜鉛は蒸留亜鉛をさらに精留してつくる。故さいからつくる蒸留亜鉛は再生蒸留亜鉛という。いずれも厚板状の型亜鉛にして取引される。
蒸留亜鉛は一般用メッキ、電気亜鉛と精留亜鉛は連続亜鉛メッキ、伸銅品、ダイカストに適する。
JIS規格では6分類されており、電気亜鉛は特種亜鉛ないし最純亜鉛、精留亜鉛は最純亜鉛相当の品位がある。
また、ISO規格では、5分類しており、最純亜鉛地金はZn 99.995に相当する。
10亜鉛めっき
Zinc plating
  • あえんめっき
鉄鋼表面を亜鉛で被覆して防食する方法。鉄板に亜鉛メッキを施したものをトタン板と呼ぶ。
11厚板
Thick plate
  • あついた
厳密な定義はないが、板厚が6.0mm以上を厚板、6.0mm未満を薄板、0.2mm以下を箔として分類されている。
12圧延
Rolling
  • あつえん
平行な一対の回転ロールでスラブ(直方体の鋳塊材料)を連続的に延したり成形したりすること。
再結晶温度以上の高温で圧延することを熱間圧延、再結晶温度未満で圧延することを冷間圧延という。
13アドミラルティー・ブラス
Admiralty brass
  • アドミラルティー・ブラス
黄銅に錫を添加した合金。標準的な配合は銅70%、亜鉛29%、錫1%。耐食性、特に耐海水性にすぐれ復水器管、冷却器管、加熱器管、蒸留器管などに用いられる。
14アニール
Anneal
  • アニール
焼鈍、焼きなましのこと。一定温度に加熱して成形によるひずみを除去する方法。
15アノード
Anode
  • アノード
陽極。電解製錬、あるいは電気メッキにおける陽極金属。
たとえば銅精錬における粗銅の陽極板、ニッケルメッキにおける陽極ニッケルなど。
16アノダイジング
Anodizing
  • アノダイジング
陽極酸化のこと。アルミニウムの表面を酸化皮膜で覆い、腐食しないようにすること。
一般にはアルマイト(商品名)で通っている。
17アマルガム
Amalgam
  • アマルガム
水銀と他金属との合金。ニッケル、コバルト、マンガン、白金、鉄以外の金属はほとんどがアマルガムになる。
18アマルガム法
Amalgamation process
  • アマルガムほう
水銀を用いて金、銀を鉱石から分離する貴金属精錬法の一種。水銀の、他金属を溶かして合金をつくりやすい性質を利用したもの。混汞法ともいう。
19アモルファス金属
Amorphous metals
  • アモルファスきんぞく
結晶化していない金属。原子が数原子以上の広範囲にわたって規則的な配列をしていない金属。
非晶質金属ともいう。
20アモルファスシリコン
Amorphous silicon
  • アモルファスシリコン
非結晶のシリコン。太陽電池やカラー液晶用のTFT(薄膜トランジスタ)などに使われる。
21荒引銅線
Copper wire rod
  • あらびきどうせん
銅荒引線。

> 銅荒引線を参照
22アルカリ金属
Alkali metals
  • アルカリきんぞく
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウムの総称。
1価の元素で、いずれも軽くてやわらかい。他の元素と化合しやすく、常温で水を分解して水素を発生する性質がある。
23アルカリ土類
Alkaline earths
  • アルカリどるい
カルシウム、ストロンチウム、バリウムの3元素、あるいはこれにベリリウム、マグネシウムを含めた5元素の酸化物の総称。
24アルカリ土類金属
Alkaline earths metals
  • アルカリどるいきんぞく
カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウムの総称。
2価の元素で、いずれも白色の軽い金属である。アルカリ金属と同じく常温で水を分解して水素を発生する。
25アルニコ磁石
Alnico magnet
  • アルニコじしゃく
鉄、ニッケル、アルミニウム、コバルト、銅などを主成分とする永久磁石。
26アルブラック
Albrac
  • アルブラック
  • アルミニウムブラス
日本で開発された耐食性高力黄銅。アルミニウムブラス。

> アルミニウムブラスを参照
27アルマイト
Alumite
  • アルマイト
アノダイジング。

> アノダイジングを参照
28アルミナ
Alumina
  • アルミナ
AL₂O₃、酸化アルミニウム。セラッミクスの中軸的存在で白色の固体粉末。
天然にコランダム(鋼玉)として産出される。工業的には、ボーキサイトを処理し水酸化アルミニウムを析出し、これを高温焼成して作成する。アルミニウム製造の中間製品であるが、溶融アルミナはそのまま研削材に用いられる。
最も代表的な製法はバイヤー法。
29アルミニウム
Aluminum
  • アルミニウム
元素記号Al 密度2.699、融点660℃。
銀白色の軽金属で美麗展延性に富み、耐食性にすぐれる。
熱伝導度・電気伝導度が高く、光・熱をよく反射し、毒性がないなどのすぐれた性質を有する。
現在用いられている一般的なアルミニウムの製法は、バイヤー法とホール・エルー法を組み合わせたもので、ボーキサイトからアルミナをつくるまでの工程と、アルミナを電解してアルミニウムを得るまでの工程に分けられる。
アルミナは、ボーキサイトにカ性ソーダを混合、加熱溶解してアルミン酸ソーダとし、加水分解して水酸化アルミニウムを析出、これを高温焼成してつくる。このアルミナを電解炉で還元すると純粋のアルミニウムが得られる。2001年の世界のアルミニウム新地金生産量は245万㌧。
30アルミニウム荒引線
Aluminum wire rod
  • アルミニウムあらびきせん
アルミニウムワイヤーバーを加熱し、熱間圧延ロールで引き延ばしたもの。アルミニウム電線用の中間製品でこれをさらに伸線機で抽伸してアルミニウム電線とする。
31アルミニウム板・条
Aluminum sheet (or plate)
  • アルミニウムいた・じょう
アルミニウムの展伸材。板は圧延機でロール圧延した後、所定の寸法に切断したもの。
アルミ条は圧延後、スリッティングし、所定の重量または径に巻いたもの。
材質はJISで定められており、アルミを表すAと4桁の合金番号で分類される。
32アルミニウム型材
Extruded aluminum shape
  • アルミニウムかたざい
アルミニウム鋳塊を押出または引抜加工したもの。
さまざまな断面形状が可能で、断面形状に中空部分があるものをホロー型材、含まないものをソリッド型材と呼ぶ。
33アルミニウム管
Aluminum tube
  • アルミニウムかん
押出品、引抜品ともにあり、断面形状が単純な管状のものをポートホール管、拡管・膨管・扁平などの加工の伴うものをマンドレル管と呼ぶ。
34アルミニウム合金
Aluminum alloy
  • アルミニウムごうきん
アルミニウムに銅、シリコン、マンガン、マグネシウム、亜鉛、ニッケルなどを添加した合金。
添加元素の種類により、AL-Mn系、Al-Si系、AL-Mg系、AL-Cu系、Al-Mn-Mg系、Al-Cu-Mg系、Al-Mg-Si系、
Al-Mg-Zn系、Al-Cu-Mg-Ni系、Al-Si-Cu-Ni系などがある。これらは1000系から7000系までの7種に分類されている。このうち3000、5000、6000系の合金が通称耐食性アルミ合金と呼ばれており、1000系(純アルミ系)を併せて腐食に強い部類に入る。
もっとも、特殊な環境を除いてアルミの耐食性は純アルミが最もよく、合金にすれば落ちる。
耐食性合金とは合金化して強度向上やその他の高機能を付与しても,比較的耐食性が落ちない合金という意味である。
またアルミニウム合金は鍛練用合金(圧延、押出、鍛造用)と鋳物合金とに大別され、さらに冷間加工したままで熱処理を施さない非熱処理合金と、熱処理を施して強度を高める熱処理合金とに分類することができる。
アルミニウム合金は以下のA.A記号が標準的な呼称法として用いられている。
 1000系=99.00%以上の純アルミ 
 2000系=Al-Cu-Mg系合金
 3000系=Al-Mn系合金
 4000系=Al-Si系合金
 5000系=Al-Mg系合金
 6000系=Al-Mg-Si系合金
 7000系=Al-Zn-Mg-Cu系合金
35アルミニウム再生地金
Secondary aluminum ingot
  • アルミニウムさいせいじがね
アルミニウムくずを溶解処理して再生した地金。再生塊ともいう。
展伸材の1種、2種、3種と脱酸用の4種、5種、6種がある。
36アルミニウムスラグ
Aluminum slug
  • アルミニウムスラグ
アルミニウム板を円板状に打抜いたもの。歯磨き用などのアルミチューブの元材となる。
37アルミニウムスラブ
Aluminum slab
  • アルミニウムスラブ
アルミニウム板材の製造に適するように厚板状に鋳造したアルミニウム地金。
38アルミニウム青銅
Aluminum bronze
  • アルミニウムせいどう
アルミニウムを6~12%程度と、鉄、ニッケル、マンガンを少量含む銅合金。
硬くて強く、耐食性及び耐摩耗性に優れ、シャフト、ギヤ、車両、化学工業機械、船舶、高圧弁などに用いられる。
アームスブロンズ(三菱マテリアルの商品名)は、アルミニウム8~12%、ニッケル0.5~2%、鉄2~5%、
マンガン0.5~2%を含む特殊アルミニウム青銅である。
39アルミニウム製錬
Smelting of aluminum
  • アルミニウムせいれん
ボーキサイトをカセイソーダと混合し、加圧加熱して得たアルミン酸ソーダ液から抽出されたアルミナがアルミニウムの原料となる。アルミナを氷晶石などと混合し電解炉に入れ、電気分解によってアルミニウムを得る。
アルミニウム1㌧を生産するのにアルミナは約2㌧、ボーキサイトは約4㌧必要となる。
40アルミニウム線
Aluminum wire
  • アルミニウムせん
アルミ押出棒を冷間引抜加工し、より細い線状としたもの。寸法精度に優れている。
41アルミニウム電線
Aluminum wire and cable
  • アルミニウムでんせん
導体にアルミニウムを用いた電線。アルミニウムは銅より導電率が低く、銅の約60%しかないので、銅電線と同じ電気抵抗をもたせるには断面積を1.6倍(線径は1.28倍)にしなければならないが、密度が銅の約1/3にすぎないので、理論的にはアルミニウム線は銅線の1/2の重量ですむこととなる。
軽量化、EV化が進む車載部品などの分野では今後アルミニウムの使用は増加傾向にある。
42アルミニウム箔
Aluminum foil
  • アルミニウムはく
アルミ箔は、板厚0.2以下で通常0.2mm~0.006mmものを指す。包装用、保温・保冷用、装飾用のほか、高純度品は電解コンデンサーに用いられる。
43アルミニウムビレット
Aluminum billet
  • アルミニウムビレット
管、棒、形材の製造に適するように円筒形に鋳造したアルミニウム地金。
44アルミニウムブラス
Aluminum brass
  • アルミニウムブラス
  • アルミニウム黄銅
黄銅にアルミニウムを添加した合金。耐食性、特に耐海水性が良好で、復水器管、加熱器管、冷却器管などに用いられる。
45アルミニウム棒
Aluminum rod (or bar)
  • アルミニウムぼう
押出、鋳造などでアルミニウムを棒状に加工したもの。高い寸法精度を要しないものに用いられる場合が多く、鍛造や線の素材にもなる。
46アンチモニー
Antimony
  • アンチモニー
  • アンチモン
アンチモンの英名。

> アンチモンを参照
47アンチモン
Antimony(独)
  • アンチモン
電素記号Sb 密度6.62 融点630.5℃。
青みを帯びた銀白色の金属で、非常にもろい。他の金属に添加するとその金属を固くする特性があり、硬鉛、活字合金、ホワイトメタル、鋳物合金など広く用いられる。このほか高純度のものは、半導体材料となる。また硫化アンチモンは花火、マッチ、酸化アンチモンは顔料に用いる。
48アンバー
Invar
  • アンバー
ニッケルと鉄との合金でインバールともいう。
ニッケルが36%、鉄が約64%でほかに0.5%以下のマンガンと0.1%の炭素を含む。熱膨張係数が非常に小さい合金で、精密測定器、時計の部品などに用いられる。

49イエロー・ケーキ
Yellow cake
  • イエロー・ケーキ
ウラン精鉱。黄色の重ウラン酸塩で、U₃O₈ 70~75%程度を含み、これを精製して金属ウランとする。
50硫黄
Sulphur
  • いおう
元素記号S 密度2.07。
自然硫黄として天然に単体のまま産出するほか、金属の硫化物または硫酸塩の形で産出する。医薬、漂白用、火薬、マッチ、亜硫酸ガス、二酸化炭素の製造などに用いられる。
自然硫黄の主産国はカナダ、アメリカ、ロシアなどである。
51
Sheet、Plate
  • いた
圧延機でロール圧延した後、所定の寸法に切断したもの。
薄板をシート、厚板をプレートと呼ぶ。
52一次粗銅
Primary crude copper
  • いちじそどう
  • 新生粗銅
鉱石出の粗銅のこと。新生粗銅ともいう。
53一次銅
Primary copper
  • いちじどう
  • 新生銅
鉱石出の銅のこと。新生銅ともいう。
54一酸化鉛
Lead monoxide
  • いっさんかなまり
  • リサージ
リサージ。

> リサージを参照
55イッテルビウム
Ytterbium
  • イッテルビウム
元素記号Yb 希土類元素の一つ。
ガドリン石などに含まれて少量産出する。
56イットリウム
Yttrium
  • イットリウム
元素記号Y 希土類元素の一つ。密度4.47、融点1530℃。
モナズ石、ガドリン石に含まれ、存在量は比較的多い。ノルウェーに産出するガドリン石にはイットリウムを60%も含有するものもある。中性子吸収断面積が小さい。原子炉の構造材、マイクロウェーブのマグネット・コアなどに用いられる。
57イットリウム・アルミニューム・ガーネット(YAG)
Yttrium Aluminum Garnet
  • イットリウム・アルミニューム・ガーネット
産業用や医療用の個体レーザーに使う結晶材料。
58鋳放
As cast
  • いっぱなし
鋳造したままで未加工の鋳物の状態。
59鋳物
Casting
  • いもの
溶融金属または合金を鋳型の中で、凝固してつくり、仕上がりの形に近い製品の一般用語。
60易融合金
Fusible alloy
  • いゆうごうきん
融点が錫(231.9℃)以下の金属の総称。錫と鉛、錫とビスマス、鉛とビスマスなど各種の合金がある。
ヒューズ、低温ハンダ、消火栓、歯科材料などに用いられる。
61イリジウム
Iridium
  • イリジウム
元素記号Ir 密度22.5、融点2443℃。
銀白色の光沢のある貴金属で、固くて思い。白金と合金にして万年筆のペン先、電気接点、医療用器具などに用いられる。
62イリドスミン
Iridosmine
  • イリドスミン
  • オスミリジウム
オスミリジウム。

> オスミリジウムを参照
63イリニウム
Illinium
  • イリニウム
  • プロメシウム
プロメシウムの旧名。

> プロメシウムを参照
64イルメナイト
Ilmenite
  • イルメナイト
  • チタン鉄鉱
チタン鉄鉱。

> チタン鉄鉱を参照
65陰極
Cathode
  • いんきょく
カソード。銅ニッケルなどの電解精錬における陰極版。

> カソードを参照
66陰極防食
Cathodic protection
  • いんきょくぼうしょく
外部からの被防食体に電流を流す方法と、被防食体に低電位の金属をとりつけて電流を流す方法とがある。
後者は金属の電位差を利用したもの。防食電流を発生する低電位金属としてマグネシウム、亜鉛、アルミニュウム合金などが用いられている。電気防食は船舶、鋼矢板、岸壁、桟橋、海水取入口、地中埋設管など利用分野は非常に広い。
67インゴット
Ingot
  • インゴット
塑性加工を行うために所定の形状・寸法に鋳造した金属鋳塊のこと。
断面が長方形のインゴットはスラブ、円形のものはビレットと呼ばれる。
68インコネル
Inconel
  • インコネル
ニッケルとクロムの合金。ニッケル73~78%、クロム13~16%、鉄6~7.5%を含む。
耐熱、耐食性に優れた合金で、航空機の排気管などに用いられる。
69インジウム
Indium
  • インジウム
元素記号In 密度7.31、融点157℃。
銀白色で非常に軟らかい。溶融点が低く、化学的性質はアルミニウムにやや似ている。亜鉛鉱や方鉛鉱に伴って産出し、鉛・亜鉛精錬の副産物として採取される。
半導体添加剤、トランジスタ、ダイオードの接点、金属間化合物などに用いられる。
70インジウム・リン
Indium Phosphide
  • インジウム・リン
光通信用の受発光素子や半導体レーザーに使われる結晶材料。
化合物半導体の中の一つでシリコン半導体より電子速度が速く低電圧、低消費電力化が可能。
71インバール
Invar
  • インバール
  • アンバー
アンバー。

> アンバーを参照

72ウイスカー
Whisker
  • ウイスカー
転位などの内部欠陥の非常に少ない針状の金属や無機物の結晶。
73ウイスカー強化金属
Whisker reinforced metal
  • ウイスカーきょうかきんぞく
セラミックなどの高強度・高弾性率のウイスカーによって強化した金属基複合材料。
74ウォルフラマイト
Wolframite
  • ウォルフラマイト
  • 鉄マンガン重石
鉄マンガン重石。

> 鉄マンガン重石を参照
75ウォルフラム
Wolfram
  • ウォルフラム
  • タングステン
タングステン。

> タングステンを参照
76薄板
  • うすいた
厳密な規格はなく、材質によってもバラつきはあるが、アルミニウムの場合でいえば、6ミリ以上を厚板6ミリ未満を薄板、0.2ミリ以下を箔として分類している。因みに鋼板の場合は3ミリ未満を薄板と呼ぶ。
77ウラナイト
Uranite
  • ウラナイト
銅ウラン鉱、リン灰ウラン鉱などのリン酸塩ウラン鉱物の総称。
78ウラン
Uranium
  • ウラン
元素記号U 密度19.07、融点1132℃。ウランはドイツ名で英名ではウラニウムという。
銀白色の光沢ある金属で、密度はタングステンにほぼ等しく、原子量は天然元素中最も大きい。
放射性同位元素で、235(天然に産出する)と233(トリウム232に中性子を吸収させて人工的に作られる)は原子核分裂性があり、核燃料として利用される。このほか、放電灯、X線管の製造、陶磁器、ガラスの着色剤、触媒などにも用いられる。
79ウルトラ
Ultra
  • ウルトラ
米国非鉄くず規格のステンレス削りくず(Stainless steel turnings)の通商。18-8ステンレスの削りくずをいう。
80雲母
Mica
  • うんも
マイカ。六角板状の珪酸塩鉱物で、剥離性が強い。不導体で主に絶縁材に用いられる。
主産地はアメリカとインド。

81永久磁石
Permanent magnets
  • えいきゅうじしゃく
外部からの電気的エネルギーの供給なしで磁界を発生し、保磁力の大きいものをいう。
工業材料として生産されているのは鋳造磁石(アルニコ磁石など)、フェライト磁石、希土類磁石で、
希土類磁石の磁気特性が最も高い。
82A.A.
The Aluminum Association
  • エーエー
米国アルミニウム協会。同協会規格。
83AAAC
All aluminium alloy conductor
  • エーエーエーシー
アルミニウム合金補強アルミニウムより線。アルミニウムとアルミニウム合金だけでできているケーブルで、ACSRと同じように高圧送電線に用いられる。
84ACSR
Aluminium cable steel reinforced
  • エーシーエスアール
  • 鋼心アルミニウムより線
鋼心アルミニウムより線。

> 鋼心アルミニウムより線を参照
85AZI
American Zinc Institute
  • エーゼットアイ
米国亜鉛協会。
86SSケーブル
Self-supporting cable
  • エスエスケーブル
自己支持型プラスチック通信ケーブルのこと。ポリエチレン絶縁プラスチックシースケーブルに、プラスチック被覆した吊り下げ用鋼線を添えたもので、保安通信、工事連絡用のケーブルとして用いられる。
87SXEW銅
Solvent Extraction Electro Winning copper
  • エスエックスイーダブリュウどう
銅鉱石からリーチング(浸出)液で銅分を抽出し、抽出液中の銅を溶媒で濃縮、
濃縮液から電解採取により製造する銅(カソード)。
SXEW銅山は開発費、生産コストが安いため、近年急速に生産が伸びている。品位99.999%の生産も可能で品質上の問題もない。
88SOIウエハー
Silicon on insulator
  • エスオーアイウエハー
シリコンウエハーの内部に電気絶縁性の高い酸化膜層を形成したウエハー。
IC(集積回路)の高集積化や低消費電力化、高速化、高信頼性が得られる。
89SDワイヤー
Self-supporting distribution wire
  • エスディワイヤー
RDワイヤーを改良した電話線。架設が容易で、引っ張り強さが優れている。
90H公差
  • エッチこうさ
軸と穴のはめあい度合いを示したはめ合い公差のなかで、穴基準はアルファベットの大文字、軸基準はアルファベットの小文字で表します。穴基準の場合は穴径が大きい順にアルファベットの大文字でAからはじまり基準寸法と一致するのがHとなります。基準寸法と一致して分かりやすいためHはよく使われます。
H以降は基準寸法より穴が小さくなり、ZCまでの28種類の記号が定められてます。
91エッチング加工
Etching
  • エッチング
マスキングによる防食処理を施したうえで、腐食液によって不要部分を除去する。精密写真と写真腐食の応用により生まれたこの技法は、プレス打ち抜き加工では不可能だった超精密な要求にも対応でき、極小極薄複雑形状の製品に最適な加工法。
92ATPC
Allied of Tin Produce Country
  • エティピーシー
錫生産国連合。1987年、ITA(国際錫協定)崩壊を受けて、錫生産7ヵ国(マレーシア、インドネシア、タイ、オーストラリア、ザイール、ナイジェリア、ボリビア)が加盟して発足した。その後、大手生産国の中国とブラジルが加盟した。ベトナムとペルーがオブザーバーとして参加している。近年錫消費国に転じたタイとオーストラリアが脱退した。
93エナーブ
Enerv
  • エナーブ
米国非鉄くず規格の青銅鋳物削りくず(Red brass composition turnungs)の通称。
94エバーブラス
Everbrass
  • エバーブラス
  • アルミニウムブラス
アルミニウムブラス。

> アルミニウムブラスを参照
95エピタキシャル成長
Epitaxial Growth
  • エピタキシャルせいちょう
シリコンや化合物半導体の結晶基板の上に同じ結晶構造を持つ薄膜を形成させる方法。
96エボニー
Ebony
  • エボニー
米国非鉄くず規格の砲金くず(Composition or red brass)の通称。
97MIケーブル
Mineral insulated cable
  • エムアイケーブル
芯線を無機物粉末で絶縁した電線。不燃性で、耐熱・耐食性が良好なため、原子力発電所、火力発電所および船舶用に用いられる。
98MOCVD
Metal organic chemical vapor deposition
  • エムオーシーヴィディ
有機金属気相成長法。原料をガス状態で供給して、化合物半導体の結晶膜を成長させる方法。
99MK磁石
MK magnets
  • エムケーじしゃく
Fe、15~40%Ni、9~15%Alの析出型磁石合金。現在ではアルニコ磁石に発展している。
100エメリー
Emery
  • エメリー
コランダム(Al₂O₃)と滋鉄鉱(Fe₃O₄)の化合物で研磨材に用いる。
101エライアス
Elias
  • エライアス
米国非鉄くず規格の高鉛青銅くず及び同削りくず(High lead bronze solids and borings)の通称。
102エランド
Eland
  • エランド
米国非鉄くず規格の高級低鉛青銅くず及び同削りくず(High grade-low lead bronze solids)の通称。
103エリンバー
Elinvar
  • エリンバー
ニッケル36%、クロム12%と少量のマンガン、シリコン、タングステンを含む鉄合金。時計のひげゼンマイなどに用いられる。エリンバールともいう。
104LME
London Metal Exchange
  • エルエムイー
1877年に設立したロンドン金属取引所。銅、鉛、亜鉛、錫、アルミ、アルミ合金、ニッケルの国際取引の中心で、世界相場の指標となっている。取引は土日、祝祭日を除く毎日、前場、後場に各2回行なわれる。
前場の前にプレマーケット、前、後場ともに第2リング終了後、場外取引がある。LME当局は前場終了後、差金決済の基準としてセツルメント・プライス(前場の現物売値と同価格)を発表している。
このセツルメント・プライスは各種取引の基準価格として最も広く利用されている。
取引単位は銅、鉛、亜鉛、アルミが25トン、錫が5トン、ニッケルが6トン、アルミ合金が20トン。
欧州、米国、シンガポール、日本などにあるLMEの指定倉庫は、世界に約500存在し、現物の受け渡しが行われている。また在庫の変動は各地の需給を反映しているが、投機的な在庫操作の動きが出てくることも珍しくない。
105LDA
Lead Development Association
  • エルディエー
英国鉛開発協会
106エルビウム
Erbium
  • エルビウム
元素記号Er  希土類元素の一つ。
ガドリン石などに含まれて少量存在する。低温で超伝導性を示すので電子工業の特殊な分野(記憶測定装置など)に用いられる。
107エルボー
Elbow
  • エルボー
米国非鉄くず規格の製紙用青銅網くず(Bronze paper mill wire cloth)の通称。
純良な紙すき機の金網で、銅87%以上、錫3%以上、鉛1%以下のもの。
108エレクトロウイニング
Electrowinning
  • エレクトロウイニング
亜鉛に広く用いられる電解法。亜鉛鉱石を硫酸で浸出して硫酸亜鉛溶液とし、これを電解する方法。
酸化銅鉱および酸化、硫化混合鉱石の処理にも応用されている。
109エレクトロンメタル
Electron metal
  • エレクトロンメタル
マグネシウム合金。マグネシウムにアルミニウム、亜鉛、マンガンを添加した合金で、マグネシウムの含有量は通常91~92%である。軽くて強く、航空機、自動車などの部品に用いられる。
110塩化亜鉛
Zinc chloride
  • えんかあえん
無色の固体で亜鉛を塩酸で溶かしてつくる。活性炭、防腐剤、アルミニウム圧延の脱酸剤、ハンダの溶剤などに用いられる。
111塩化アルミニュウム
Aluminum chloride, Anhydrous
  • えんかアルミニュウム
純粋のものは無色、通常は微黄色の結晶性粉末で、無水塩、有機合成のフリーデルクラフツ反応の触媒、石油精製のクラッキング触媒、合成ゴムおよびプラスチックの重合触媒、清酒・味噌の添加剤などに用いられる。
112塩化錫
Tin chloride
  • えんかすず
塩化第一錫SnCl₂・2H₂Oと塩化第二錫SnCl₄がある。還元剤、錫メッキなどに用いられる。
113塩化銅
Copper chloride
  • えんかどう
塩化第一銅Cu₂Cl₂と塩化第二銅CuCl₂・2H₂Oがある。触媒、顔料などに用いられる。
114塩化ニッケル
Nickel chloride
  • えんかニッケル
ニッケルを塩酸で溶かしてつくる。光沢ニッケルメッキに用いる。
115塩化ベリリュウム
Beryllium chloride
  • えんかベリリュウム
酸化ベリリウムと炭素の混合物を塩化してつくる。これを溶融塩電解すると金属ベリリウムが得られる。
116塩化マグネシウム
Magnesium chloride
  • えんかマグネシウム
天然に海水、地下塩水、岩塩などに含まれているが、マグネサイト(炭酸マグネシウム)の焼鉱を塩化してつくることもできる。またスポンジ・チタン製造の過程で副生する。金属マグネシウムの材料となる。
117塩化マンガン
Manganese chloride
  • えんかマンガン
だいだい色溶解性結晶で、塗料・印刷インキの乾燥剤原料、窯業用顔料の製造、染色助剤などに用いられる。
118鉛管
Lead tube(or pipe)
  • えんかん
水道、ガス、酸性の液体の輸送管として利用されていた。鉛自体は有害物質であるが、鉛管は使用していると表面に酸化皮膜が形成され鉛は溶出しなくなる。このため昭和の時代は普通に使われていたが、現在は水道管に使用することは禁止され、塩ビ管へと移行している。
119塩基性炭酸亜鉛
Basic zinc carbonate
  • えんきせいたんさんあえん
亜鉛塩にソーダ灰を作用させてつくる。亜鉛華の原料となる。
120塩基性炭酸銅
Basic copper carbonate
  • えんきせいたんさんどう
銅を湿気中にさらすと炭酸ガスの作用で緑青が発生する。
これが塩基性炭酸銅である。
121鉛さい
Lead ash
  • えんさい
鉛地金溶解の際、発生する廃物。
122遠心鋳造鋳物
Centrifugal casting
  • えんしんちゅうぞういもの
鋳物の主軸と回転軸が一致している回転鋳型の中で、遠心力によってつくられる鋳物。
123鉛丹
Minium、 Red lead
  • えんたん
  • 赤鉛
四三酸化鉛の商品名。鉛地金を加熱してつくられ、塗料、顔料、工学ガラスなどに用いられる。
赤鉛ともいう。
124円柱錫鉱
Cylindrite
  • えんちゅうしゃくこう
錫の鉱石。硫化鉱石で、錫のほか鉛とアンチモンを含有する。

125黄安鉱
Antimony ocher
  • おうあんこう
アンチモンの鉱石。酸化鉱でアンチモン74.52%を含有する。
126黄錫鉱
Stannite
  • おうしゃくこう
錫の鉱石。硫化鉱で、錫27.6%と銅、鉄を含有する。硫錫鉱ともいう。
127王水
Aqua regia
  • おうすい
濃塩酸と濃硝酸を約3対1で混ぜた液体。硝酸や塩酸で侵されない金、白金なども溶解する。
128黄鉄鉱
Pyrite
  • おうてつこう
パイライト。最も代表的な硫化鉄鉱。淡黄色の結晶体で、鉄46.6%と硫黄53.4%を含有する。
鉄鉱石としての価値は少なく、もっぱら硫酸の原料として使用される。
129黄銅
Brass
  • おうどう
真鍮の名で知られている。銅と亜鉛の合金。
銅:亜鉛が70:30(1種)、65:35(2種A)、63:37(2種B)、60:40(3種)など各種の配合がある。銅70%のものは展延性が大きく、銅60%のものは固くて引っ張り強さがすぐれる。
銅含有量が増すとともに金色に近づく。展性、延性に富むため用途は極めて広く、伸銅品では銅の単体以上に消費量が多い。
130黄銅板
Brass sheet(or plate)
  • おうどういた
厚板状に鋳造した黄銅地金(スラブ)を圧延機で所定の厚みまでロール圧延した後、長さ切断して板にしたもの。
銅と亜鉛の配合により、1種、2種A、2種B、3種の4種類がある。
131黄銅鋳物
Brass casting
  • おうどういもの
銅、亜鉛をベースに少量の鉛、錫、アルミニウム、鉄、ニッケルなどを含む。1、2、3種がある。
1種はロウ付けしやすく、フランジ類、電気部品、装飾用品、
2種は比較的鋳造が容易で、電気部品、計器部品、一般機械部品、
3種は2種よりも機械的性質がよく、給排水金具、電気部品、建築用金具、一般機械部品などに用いられる。
132黄銅管
Brass tube(or pipe)
  • おうどうかん
黄銅ビレットを押し出し機で素管に加工した後、チューブレデューサーで数百mの長さに押し伸ばし、ブルブロック工程で細く抽伸してコイル状に巻き取った後、任意の長さに切断して製造する。
抗菌作用があり、病院や公共施設の手すりやドアノブに使われる。
銅:亜鉛が7:3配合の1種(C2600)、6.5:3.5配合の2種(C2700)、6:4配合の3種(C2800)の3種類がある。
133黄銅くず
Brass scrap
  • おうどうくず
JIS(H2109)によってそれぞれ品質と形状が規定されている。
 新黄銅くず=厚さ0.2mm以上の板、条およびこれに準ずるものの切断、打ち抜きくずの純良な新くずで
       不純物を一切含まないもの。
       銅65:亜鉛35のものを1号新黄銅くず(セパ)、60:40のものを2号新黄銅くず(コーペル)と呼ぶ。
 上黄銅くず=厚さ0.2mm未満の板、条およびこれに準ずるものの切断、打ち抜きくずの純良なもの。
       継目無管、線およびこれに準ずるものの純良なくず。
 黄銅棒地くず=快削棒、鍛造用棒、鉛入り線、板、条およびこれらに準ずるもののくずで、異物の付着していない
        もの。通称棒コロと呼ばれる。
 並黄銅くず=上記のいずれにも該当しない黄銅板、条、管、棒、線およびこれらに準ずるもののくずで異物の付着
       していないもの。通称込黄(こみき)呼ばれる。
 黄銅削りくず=黄銅の削りくずで、鉄、アルミ、土砂などの異物の混入がなく、油及び水分の少ないもの。
        ヤスリ粉、ノコ粉などを含んではならない。通称黄銅ダライ粉と呼ばれる。

上記の他JIS(H5101)に規定する黄銅鋳物のくずで、グレードの順に上黄銅鋳物くず、並黄銅鋳物くず黄銅鋳物削りくずがある。
134黄銅鉱
Chalcopyrite
  • おうどうこう
代表的な硫化銅鉱石。黄色、四面体で、銅34.5%、硫黄35%と鉄を含有する。含銅硫化鉄鉱床を形成して黄鉄鉱とともに産出することが多い。
135黄銅条
Brass strip(or tape)
  • おうどうじょう
厚板状に鋳造した黄銅地金(スラブ)を圧延機で所定の厚みまでロール圧延した後、コイル状に巻き取りしたもの。銅と亜鉛の配合により、1種、2種A、2種B、3種の4種類がある。
黄銅板と同じく配合により4種類ある。
銅:亜鉛が7:3の1種(C2600)、6.5:3.5の2種A(C2680)、6.3:3.7の2種B(C2720)、
6:4の3種(2801)
136黄銅線
Brass wire
  • おうどうせん
黄銅のビレットを棒状に押出し、伸線機にかけて連続的に複数のダイスを通すことで徐々に細く引き伸ばし、所定の太さまで加工することで製作される。板、条と同じく配合により4種類ある。
銅:亜鉛が7:3の1種(C2600)、6.5:3.5の2種A(C2700)、6.3:3.7の2種B(C2720)、6:4の3種(C2800)
137黄銅棒
Brass rod(or bar)
  • おうどうぼう
鉛、アルミニウム、錫、マンガンなどを少量含む四六黄銅、ないしは四六黄銅に近い組成の黄銅でつくる。
快削黄銅棒、鍛造用黄銅棒、高力黄銅棒などがある。鉛の規制から鉛レスのものも各メーカーで製作されている。
138黄銅ろう
Brass brazing filler metal
  • おうどうろう
金属のろう付けに用いる銅と亜鉛を主成分とする合金。四六黄銅を多く用い、硬ろうともいう。
139応力
Stress
  • おうりょく
外力を受けた材料内部に発生する内力のこと。応力は材料内部に働く抵抗力であり、この抵抗力が外力と釣り合い状態にあることで、形状が壊れることなく保持している。
140応力除去焼鈍
Stress relief annealing
  • おうりょくじょきょしょうとん
加工歪みや応力を開放する目的で変態点以下で行う低温焼鈍こと。但しこれを行うことで、応力が解放されて見かけのひずみは行う前よりも増加する場合があるので注意が必要。変態点以上に温度をあげると結晶構造が変化して大きな変化が生じるために、変態点以下の温度で行うものを応力除去焼鈍という。
141OECD
  • オーイーシーディー
経済協力開発機構。
英語【Organization for Economic Co-operation and Development】
142OAU
Organization of African Unity
  • オーエーユー
アフリカ統一機構。
143大阪商品取引所
Osaka mercantile exchangr(OME)
  • おおさかしょうひんとりひきしょ
1997年、大阪繊維取引所と神戸ゴム取引所が合併して誕生。ゴム、綿糸、アルミニウムなどが上場しているが、
2002年9月からニッケルの試験上場も開始された。
144オーシャン
Ocean
  • オーシャン
米国非鉄くず規格の自動車ラジエーターくず(Mixed unsweated auto radiators)の通称。
145オーステナイト
Austenite
  • オーステナイト
鉄の代表的な金属組織(結晶の集合体)は、フェライト、オーステナイト、マルテンサイトの3つである。
その中の1つオーステナイトは、γ(ガンマ)鉄に炭素などが溶け込んだ固溶体で高温で強度が高く、低温でも脆くなりにくい。
146OW電線
PVC insulated overhead distribution wire
  • オーダブリュでんせん
屋外用のビニール電線。屋外外の架空配電線または引き込み線に用いるビニール絶縁電線。
147オートクレープ
Autoclave
  • オートクレープ
加圧釜。
148オープン・インスタント
Open interest
  • オープン・インスタント
精算前の売りまたは買いのポジション。
149押出
Extrusion
  • おしだし
加熱したビレット(鋳塊)に強い圧力を加え、ダイス(金型)を通して押し出す加工法。ダイスの形状により型材、棒、管などが製造できる。
150押湯
Feeder head
  • おしゆ
鋳造の際、溶湯の収縮で生じる空孔を防止するための貯湯。
151オスミウム
Osmium
  • オスミウム
元素記号Os 密度22.5、融点2700℃。
青灰色の貴金属で、金属中最も重い。白金、イリジウムと合金にして電気接点、万年筆のペン先などに用いられる。
152オスミリジウム
Osmiridium
  • オスミリジウム
  • イリドスミン
天然に産するオスミウムとイリジウムの合金。イリドスミンともいう。
オスミウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウムなどは天然で単体で産することなく、通常合金の状態で産出する。
153オプション
Option
  • オプション
ある一定量のものを一定の価格で買う(call potion)あるいは売る(put option)権利の売買。
154オボール
Obole
  • オボール
米国非鉄くず規格のフェロニッケル・クロムくず(Ferro nickel chrome iron scrap)の通称。
ニッケル、クロム各12%以上、銅5%以下のもの。
155オンス
Ounce
  • オンス
重量単位。28.3495g。1/16ポンド。
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