加工技術

穴あけ加工

キリ穴加工

主にボール盤を用いて穴を明けます。ドリルを使ってあけた穴を「キリ穴」といいます。穴の目的にもただの空気穴であったり、ボルトを通すためだけのバカ穴だったり、部材が中を行き来する精度が必要とされる穴など様々あります。このボール盤を用いての穴あけはあまり精度を求める加工ではないため、シビアな公差をお求めな加工に関しては別ページ掲載しております「切削加工」の機械加工をおすすめします。

タップ加工

あいたキリ穴にタップ工具をねじ込み、雌(め)ネジを切ります。キリ穴加工同様にボール盤を用いての加工が多く、手回しでのタップもございます。タップのサイズによって下穴を適したサイズであけておかないとタップが途中で止まってしまったり、折れてしまう恐れもあります。

皿モミ加工

皿モミ加工

建築関係などの用語で穴をあけることを「もむ」といい、すり鉢状に穴をあけることを「皿モミ」といいます。皿穴とも呼ばれていて、広く知られているのが扉の蝶番が挙げられます。皿ネジの頭部分が取り付け後にキレイに埋まり、凹凸が無くなるため可動上の支障が解消され、見た目、機能性に役立っています。

座グリ穴加工

座グリ穴加工

ドリルを用いてあけたキリ穴の開口部をさらに一段下げる段加工のことをいいます。この加工によりネジやボルトの頭部分が隠れ、凹凸の無い平面になることにより、引っ掛かりが無くなるのでネジ、ボルトの緩み防止にもなります。
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