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2023年11月06日これは何の延べ棒?
この金属の延べ棒は、一体何でしょうか。 この延べ棒は、キャストメタルと呼ばれるインゴットの品物です。 素材の主な成分は、錫(スズ)、鉛(ナマリ)、アンチモニーを中心とする合金です。 この合金を用いてラバーキャスト製法で製品を製作します。
例としては、ボタン、ヘアーピンの飾り、イヤリングなどの装身具材で身につけていても軽くないといけない品物は、High-Metalといわれる錫分が70~90%の配合のものが用いられます。 また、町の模型の街並みの部品、自動車、船舶などのミニチュアの品物を製作や釣り具のオモリや置物には鉛分60~90%の配合のものが用いられます。
ラバーキャストとは・・・
金属金型を使用せず、ゴムによる金型を用いて装身具であるボタン、アクセサリーなどを製造する製法です。 ダイキャストなどの一発抽出型のフレクションとは違い、遠心力を利用して鋳造するいわゆる遠心鋳造法によって製造されます。 この方法は、20世紀初頭にアメリカを中心としてヨーロッパなどに広く波及しました。 アメリカ、イタリアではスーパーカーなどミニチュア模型を鉛系の材料で、アパレルのアクセサリー類を錫系材料で製作されるようになりました。 しかし、日本では戦後になってから、アメリカより技術者を迎えて、その技術を学び、アクセサリー、置物などを製作するようにまりました。
ゴム金型とは・・・
従来のゴムととは、焼き上げたもの(加硫)、つまりタイヤやパッキンなど製品となるべきものを作る成形材料でありますが、この製法では、ゴムの成分である天然ゴム、合成ゴム、カーボン、薬品を配合しただけの生ゴムを型取り機(バルカナイザー)のよって加硫させて型として使用します。生ゴムの大きさは、1枚13.5㎜(8層)であり、9インチ・12インチとあります。上下2枚を雄型・雌型として用います。
ゴム金型の長所・・・
① 型代が非常に安く、簡単で1時間ほどで製作できます。また、複雑な切込みも正確に型取りできます。
② ゴム本来のたわみを利用して逆テーパーの品物も自由自在です。また、ガラス・ビス・ピンなどをインサートすることのより1工程で同時成形できます。
③耐久力にすぐれ、1000ショット以上の製造が出来ます。
④原型は、金属製・木製・布製・硝子製・プラスチック・ラクトなど150℃以上の耐熱物なら何でも仕様できます。
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