製品情報
錫Tin
錫とは、銀白色のつやを持つ、柔らかい展延性の高い金属。融点が低く100℃ぐらいに熱するだけで引き延ばすなどの加工が出来る。また鋼板の表面に錫を被覆した「ブリキ」が広く使われています。錫を添加した合金も多数あり、鉛との合金で「はんだ」、銅との合金で「青銅」があります。柔らかいという特性と酸化や腐食に強いため古くから飲食器として重宝されています。
近年も、ぐい吞みやタンブラーなどお酒にまつわる食器が多く、日本酒なら味と口当たりがまろやかになり、またビールをタンブラーに注ぐとキメの細かい泡がたつと評判です。錫を曲げると「スズ鳴き」という独特な音がします。
鉛Lead
鉛とは、銀灰色の軟らかく重い金属。融点が低く、加工が容易な特性がある。表面は錆びやすいが、その表面の錆びが被膜となって、内部に腐食が発生しにくくなる特徴があります。主な用途は半田、蓄電池極板、放射線遮蔽材、電線被覆材、おもり、銃弾鉛管など幅広い分野で使用されています。
だが鉛の化合物には毒性があるため、環境問題の原因となるケースもあります。鉛と錫の合金として知られる「はんだ」も近年では鉛を含まない「鉛フリーはんだ」が主流になりつつある。元素記号ではPbと表記し、鉛のラテン語「Plumbum」が由来になっているといわれています。
ホワイトメタルWhite metal
ホワイトメタルは錫・アンチモン・銅・鉛の合金で別名バビットメタル、減摩合金等の名で呼ばれています。
すべり軸受け用の合金として使われます。すべり軸受けに必要な機能は、軸とのなじみがいいこと、焼き付きをおこしにくいこと、長時間の使用に耐える耐摩耗性耐疲労性を有することで、この合金を使用した軸受けの進歩により面圧が高くてもころ軸受けを使用せずにすべり軸受けで足りるようになりました。
また、光沢をいかした、雑貨、アクセサリーなどの素材として使用される他低融点で成型できる利点を生かして、フィギュアや模型の素材としても使用されます。
亜鉛Zinc
亜鉛とは、光沢のある青みを帯びた銀白色の金属。銅との合金で黄銅は広く知られています。薄い鋼板に防食を目的とした溶融亜鉛メッキを施した亜鉛メッキ鋼板は「トタン」と呼ばれ、建築材料として長年使われています。
黄銅の他にも合金材料として使われていて、銅とニッケルとの洋白やアルミと銅などとの合金である亜鉛ダイカスト合金があり、自動車部品や計器の部品などにも使われています。
また人体にとってもなくてはならない元素として知られてはいるが、近年のファーストフードなどによる偏った食生活で亜鉛不足の傾向があるとされています。食材ではとくに牡蠣などに多く亜鉛が含まれています。
形状別 材料解説
ここでは亜鉛の形状別による用途・性質・特徴・加工方法などをご紹介しております。
- 形状
- インゴット
- 防錆溶射用亜鉛線
- 加工用亜鉛板PM-S
- 防食亜鉛ZAP
- ZAPシール/テープ
- ZAPペースト
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メーカーにて受注製作(ロット単位)も承っておりますので、お見積りさせて頂きます。
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※上記以外の形状の製品もメーカー製作にて対応できる場合もございます。一度お問い合わせください。 - 切断売りについて
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また厚み、切断サイズによっては残材共になる場合もございますので、何卒ご理解とご了承の程宜しくお願い致します。 - 加工について
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