製品情報
銅合金Copper alloys
形状別 材料解説
銅合金板
展延性、耐疲労性、耐食性が優れているりん青銅板、洋白板などに加え、高性能なバネ性を持ったバネ用りん青銅板、バネ用洋白板、ベリリウム銅板などがあります。市中材としての定尺は小板サイズが主流で銅・黄銅に比べ、幅が180ミリや200ミリと少し小振りになっている。用途としても比較的小さな製品が多く、電子・電気機器用バネ、スイッチ、コネクタ、洋食器、医療機器などがあります。
銅合金条
材質の種類、また用途などに関しては板材とほぼ同様だが、加工工程や歩留まりによって板ではなく条を選定されます。ご希望のサイズにスリット加工することによりロス率の軽減や、プレス機に順送出来るため作業効率UPにもつながります。
りん青銅条（一般用、バネ用）、洋白条（一般用、バネ用）、ベリリウム銅条、ニッケル条などがあります。
銅合金箔条
原則として0.1ミリ未満の均一な厚みで、スリットされたコイル形状の圧延製品を「箔」と呼ばれています。厚みは0.01ミリから0.08ミリまで、コイル幅は100ミリというのが一般的に流通していますサイズです。用途はコネクター、ワッシャー、火災報知器ダイヤフラム、リードなどがあります。
銅合金棒
耐疲労性、耐食性、耐摩耗性に優れている材料が揃っており、一般品種の他に鉛を添加して被削性を向上させた快削材もあります。各材質の用途は次のようになっております。りん青銅棒は歯車、カム、軸受、摺動部品など。アルミ青銅棒はシャフト、ギヤ、車両関係、船舶用チューブ・プレート、高圧弁などがあります。
定尺長さは2500ミリや2000ミリなど比較的短いものが多い。
銅合金線
強靭な上に耐食性、耐摩耗性、はんだ付け性、導電性、加工性、疲労特性、耐熱性などを兼ね備えており、用途はコネクタ、スイッチ、リレーなどがあります。
また電子部品以外のジャンルでは、りん青銅線ですとアコースティック弦にも使用されています。
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