製品情報
黄銅(真鍮)Brass
形状別 材料解説
黄銅板
ケークより熱間圧延や冷間圧延などを経て所定の板厚に仕上げます。一般的に板と呼ばれているのは厚み0.1ミリからとされています。規定寸法に仕上げられているのを定尺板と呼び、小板サイズが365x1200、大板サイズは1000x2000や1250x2500の4’x8’(シハチ)サイズもあります。
配線器具部品やネームプレートなど幅広く使用されています。
黄銅条
板同様ケークより圧延加工を経て所定の厚みに仕上がったものを母材とし、その母材(マザーコイル)からご希望のサイズにコイルを切り出す作業を「コイルスリット」といいます。形状としてはテープ状になっていて順送型のプレス機などによって塑性加工され製品となっていきます。
電子機器、端子、コネクターやハトメ、装飾品などにも使われています。
黄銅箔条
コイルの厚みが0.1ミリまでを「条」といい、0.1ミリ以下を「箔」と呼びます。
一般的な流通サイズとして厚みは0.01ミリから、コイル幅は100ミリと200ミリがあります。これだけの薄さのため非常に取り扱いが難しくデリケートな製品です。
用途は様々ですが隙間調整のためのシム板などにも使われ、近年ではレーザー加工の案件なども多数お問い合わせいただいております。
黄銅棒
板、条などとは違い、切削しての成形品になることが多いので被削性を高めるため鉛を添加されているのが一般品とされています。製造方法も押し出し、引き抜き、鍛造などがあり、形状も丸、四角、六角があります。また環境問題を目的とした有害物質を非含有としている材料も広く使われています。
主な用途としてボルトやナット、小ねじや各種部品などに使用されています。
黄銅平角棒
丸や四角などの棒材と同じく熱間押出や冷間引抜があり、また装飾品などに用いられ、独特な色合いを出す目的で微量のアルミを添加したC3604相当品があります。適度な強度、切削性を持ち合わせているため、建築金物材料や電気・機械部品、自動車関係、鍵材などにも使われています。
定尺長さは2000ミリ、2500ミリ、4000ミリがあります。
黄銅型材
主に建築部材として使われています。アングルやチャンネルをはじめ、トンネル型の甲丸や目地棒などもあります。またメーカー製作となる異形棒や異形パイプもあり、建築関係の用途だけでも様々な場面で活躍しています。
黄銅管
適度な強度を持ち、展延性、押し広げ性、曲げ性、絞り加工性、メッキ性が良好で、自動車部品関係や金管楽器、筆記具や仏具関係にも使われています。
丸管だけでなく、四角管や平角管も既成品として取り扱っております。
市中在庫品の定尺長さは5000ミリが主流です。
黄銅線
一般的には、径6ミリ以上の製品を棒とし、それ以下の製品を線と呼びます。
コイル状に巻かれた線は、キャリアという枠組みに乗っている場合と、50kg程度に小分けされたもの、または径が細いものでボビン巻きにされているものもあります。
黄銅特有の適度な強度と展延性、曲げ性に優れているので、バネ、小ねじ、金網、電子部品、びょう、カメラ部品、装飾品などにも使われています。
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