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2024年02月05日無ければ困るもの お金のはなし
こんにちは。まだまだ寒い日が続きますが皆様の懐(ふところ)は寒いでしょうか?それとも温かいでしょうか? ということでお金のはなしをしたいと思います。
身近なところで非鉄金属を目にする機会は財布の中だと思います。今回は硬貨(造幣局では貨幣と呼んでいます。)についてのはなしです。
硬貨はどのような素材からできているの?
ご存知のように、現在流通している硬貨は1円、5円、10円、50円、100円、500円の6種類です。
まず1円ですが、素材はアルミニウム100%で重さは1gです。昭和30年から製造され消費税導入の翌年の平成2年には1年でおよそ27億枚も作られています。
しかし平成23年製以降は徐々にキャッシュレス化の波によって、平成26年、平成27年を除いて世間で流通している年号はありません。
5円は、銅70%亜鉛30%または銅60%亜鉛40%のいわゆる黄銅と呼ばれる合金で真鍮という別名もあります。昭和23年から製造されていて、デザインはこれまでに3回変わっていますので、もし財布の中に古いものがあれば大変ラッキーなことでしょう。
10円は、その色から純銅(銅100%)と思われがちですが、実は銅95%亜鉛4%錫1%または銅95%亜鉛3%錫2%の青銅と呼ばれる合金なのです。強度を必要とする硬貨で銅100%であればさすがに柔らかすぎて、長年の使用には耐えられないですよね。
昭和26年の発行以来、表面・裏面ともデザインは変わっていませんが(昭和61年製だけは特別らしいです。)昭和26年製から昭和33年製は俗にギザ10と呼ばれ硬貨の側面がギザギザになっています。現在ではほとんど見かけなくなりましたが、これも財布の中にあれば貴重なものです。
はなしは変わりますが、これら3種類の製造コストは正式には公表されていません。素材価格の高騰および人件費、金型代などの製造費用を合わせると額面以上になり、作れば作るほど赤字が膨らむという計算になりそうです。
最後に、比較的少ない年号のものは造幣局ホームページ貨幣発行枚数を見てもらえれば出ていますので、良ければ探してみてください。 (写真に使用したものも見つけられればラッキーです。)
50円、100円、500円は次の機会をお楽しみに。最後までお読みいただきありがとうございました。
造幣局ホームページ・三菱UFJ信託銀行 雑学・豆知識を参考にしました。
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