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  • 2024年06月03日品質を守るために

     6月になり、涼しげな風と、雨の匂いが交互に感じられる季節となりました。気温的には過ごしやすいですが、雨と湿度で洗濯物がうまくいかない。そんな季節ですね。

     今回は、アルミの長尺物にスポットを当て、この商品をどのようにしてお客様にお届けしているかをご紹介していこうと思います。

    アルミの長尺物ってどんなもの?用途は?

     アルミの長尺物にも様々な種類があります。

    よく使われているもので、一例をあげると、丸棒(●)平角棒(-)、四角棒(■)アングル(L)、チャンネル(コ)四角管(□)、丸管(〇)等です。そのほかにもH型やT型の物もあったりします。

     規格として存在する長さは2メートル、4メートル、5メートルとあり、全てが同じ長さではなく、種類、厚さによっても様々です。

     幅広く使われている材質は、JIS規格でA6063と言います。押し出し性に優れ、複雑な形状でも形成できる他、耐食性と表面処理性にも優れています。着色が容易なので、サッシなどの建築用材や家具家電材、車両用材、土木用材にも使われています。

     様々な用途に使えるアルミの長尺物ですが、その長さ、傷のつきやすさから、取り扱いが難しいものとなっております。

     特に、地方への運搬の際は、長距離をトラックで運搬するわけですから、揺れでアルミ同士で擦れたり、他の運搬物に当たっても傷がつかないように表面を保護する必要があります。

    ストイックに商品を守る、商品保護のプロフェッショナル

     そこで使用するものがこちらになります。

     こちらはクレープ紙(糸入)、梱包用の資材です。

     サイズは120ミリ幅、長さ15M。しわの入った紙で、しわによる伸張性で引っ張りに対して強く、生地に糸が埋め込まれていることで紙強度も強くなっており、金属関係の梱包材として、コンスタントに選ばれ続けています。

    誠心誠意、真魂(まごころ)込めます。

     では実際に、アルミ全体を保護していきます。

     まずは先端から終端まで、丁寧に巻いていきます。紙巻により緩衝効果を高めます。次に、縄をかけ紙が外れないようにします。中身もしっかりと固定されるため、擦り傷などの対策にもなっています。管などの切り口部分が弱そうなものの両端にはエアキャップを使用し守備を固めます。

    完成したものがこちらです。

    あとは御協力会社様に委託し、お客様のもとへお届けしております。

    注意点

     4メートル、5メートル物は地域によっては、トラックの関係で、どうしてもお届けできない場合がございます。ですが、半切り、ご使用寸法に切売で、対応できる場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。

    余談ですが・・・注目されてます。

     アルミは航空機や半導体、精密機械部品、ファスナー等、多岐にわたり使用されており、その加工のしやすさから、樹脂材と複合されて使われていたりもします。さらに、銅の高騰を受け、電線として、使用されるなど、より注目を集める素材となってきています。

     弊社では、今回梱包したアルミ長尺製品以外にも、板、条、箔などの製品、材質(JIS規格)A1050、A2017、A5052、A6061等、様々な材質の品物を取り扱っております。また、市中に存在しない物でも、国内メーカー様との協力にて、国内製作が可能な場合がございます。

     お見積り無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

     

     

     

     

     

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