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  • 2021年12月20日銅の語源について

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    今回は銅の語源についていろいろとお話をさせていただきます。

    語源について(英語編)

    まず最初はシンプルに「銅」から行きましょう。銅は英語で「Copper(カッパー)」と表記します。「Bronze(ブロンズ)」ではないです。ブロンズは「青銅」のことで、「青銅」とは銅を主成分としてスズなどを含む合金のことをいいます。10円玉やオリンピックの銅メダルとかはコチラの「Bronze(ブロンズ)」になります。いきなり話が脱線してしまいましたので元にもどしまして、かつての古代ローマ時代、銅の主要生産地はキプロス(cyprus)という島で、銅の鉱床は大きく、ローマへの銅の供給はほとんどがこのキプロス島からだったようです。始めのうちはキプロスの鉱石と呼ばれていたそうですが、その後にシプリウム(cyprium)と呼ばれるようになり、そのまたのちにはシプラム(cyprum)となって、そしてキュープラム(cuprum)と変わっていきました。これが英語表記の「Copper(カッパー)」の語源となったようです。また元素記号の「cu」はこのラテン語の最初の2文字をとったものです。そしてここからは材質名について少しお話させていただきます。まずは製品情報の「純銅」ページに掲載しています「タフピッチ銅」から。銅の中では最も入手しやすい材料なんですが、もし初めてこの名前を耳にされたなら「タ・フ・ピッ・チ?」という感じの印象かと思います。かくいう私もそう思いました。こちらは英語表記で「Tough-Pitch Copper」となります。聞いただけよりも文字で見ますとまんまなんですが、Tough(タフ)=「強い」とか「強く」という意味ですよね。充分ご存知かと思いますがタフネスやタフガイなどでも使われています「タフ」です。次にPitch(ピッチ)=「調子」ときて、最後にCopper(カッパー)=「銅」です。このタフピッチ銅が命名された当初は他の製法の銅と比べて導電度も強度も最も優れていたので「強度の高い銅」といった意味合いでTough-Pitch Copperと呼ばれるようになりました。ところがタフピッチ銅よりも酸素含有度が低く、耐水素脆化性や耐割れ性に優れています「無酸素銅」が誕生しました。そしてこの無酸素銅はよく「OFC」と表記されたりしますが、これは「Oxygen-Free Copper」の略になります。直訳ですと、Oxygen=酸素、Free=無し、Copper=銅で、無酸素銅。まんまです。とまあこんな感じで製品情報の「純銅」のページに掲載しています材料解説の補足をさせていただきました。ここまでは英語表記にまつわるお話でしたが、ここからは漢字の方面にも触れていきたいと思います。

    語源について(漢字編)

    金に同じで「銅」。この漢字にはいったいどういう意味があるのかと気になったのでフワッと調べてみました。その昔、中国では金・銀・銅のいずれも「金」と総称しておったそうです。そして区別が必要な場合に金を黄金、銀を白金、銅を赤金と呼んでおったそうです。「銅」は形声文字で、地中にある金属の意味の「金」、「同」はつつの象形、ということはつつを造るための金属ということで赤金=銅を意味していることになります。それと「同」という字は上下2つに分かれる漢字で、2つの「筒」を表しているとされています。その2つの「筒」の直径が、あう・おなじ、という意味から「同」となったようです。それでは「筒」の方はどうなんだと言いますと、竹と同の組み合わせで出来た形声文字で、中空の竹で出来た「つつ」を表します。となると「筒」は竹で出来ている「つつ」、「銅」は金属で「つつ」を作るときに用いられる種類の一つとして赤金を表しているようです。

    といった感じで語源についてフワッと調べてみたことを書き込んでみました。それはそれは恐るべき悪文で大変失礼いたしました。長くなってしまいましたが製品情報ページの解説欄で書ききれなかったお話をさせていただきました。最後まで読んでくださいましてありがとうございます。またお付き合いいただけましたら幸いです。ご清聴ありがとうございました。

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