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  • 2024年11月08日無ければ困るもの お金のはなし2

     

     

    11月に入り ようやく涼しさを感じられるようになってきました

    今回は  2月のお金のはなしの続きをしたいと思います

    50円 100円 500円とも色彩的に地味な存在なのですが

    そのデザイン・素材の配合ともに何種類かあります

     

    まず 50円硬貨ですが 昭和30年に初めて製造されました

    現在 昭和30年~昭和41年製は日常ではほとんど目にすることが

    なくなりました 素材はニッケル100%で昭和42年~現在のもの

    に比べると少し大きめです

    昭和42年以降は 銅75%ニッケル25%の白銅貨に素材が変わって

    います

     

    次に100円硬貨をみてみましょう 昭和32年に初めて発行されて

    現在に至ります これも同様に昭和32年~昭和41年製を見つける

    ことは不可能に近くなりました 

    素材は銀60%銅30%亜鉛10%ですが 昭和42年以降は50円硬貨

    同様に銅75%ニッケル25%に変更されました

     

    最後にいちばん新しい貨幣で 昭和57年から発行されている500円

    硬貨についてです 製造年によって素材は3種類あります

    昭和57年~平成11年 銅75%ニッケル25%の白銅貨

    平成12年~令和3年 銅72%亜鉛20%ニッケル8%のニッケル黄銅貨

    令和3年~現在 銅75%亜鉛12.5%ニッケル12.5%のバイカラー

    クラッド貨です

    このうちバイカラークラッド貨とはどういうものかというと

    通常の硬貨に比べて偽造対策を重視したもので よく見ると

    中心と外側の色が違います つまり異なる種類の金属あるいは

    合金の組み合わせで製造されている硬貨のことだそうです

     

    日本の高い造幣技術がうかがえますが 気になるのは前回も

    申しあげた製造コストでしょうか しかし製造コストは残念ながら

    公表されていませんので 皆さんのご想像におまかせします

     

    過去には鉄銭も存在したようですが 錆びやすいため耐久性に

    問題がありました それに比べて非鉄金属はどの素材においても

    優れているので採用されているということになるでしょうか

     

    最近のキャッシュレス化の影響で 100円硬貨 500円硬貨を

    除く4種類は発行枚数が極端に少なくなっています

    なかでも50円硬貨は平成22年以降 市中に普通に出回っていない

    年号があるばかりでなく 存在している年号でも極端に少ないもの

    (令和3年など)があります もし見つかればお宝になるかもしれま

    せん 

     

    今回も写真にはレアなものを採用しておきましたので

    たまには財布の中を調べてみてください

     

    最後までお読みいただきありがとうございました

     

    造幣局ホームページ および 財務省 解説!新しい500円貨

    を参考にいたしました

     

     

     

     

     

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