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2024年12月07日オシャレなコップに!ヘラ絞り加工体験
あっというまに今年も最終月になりました。皆さんやり残したことはございませんでしょうか。私は新しいことに挑戦したかったことを思い出し、突然、アルミ板のヘラ絞り加工に挑戦してみることにしました。
ヘラ絞り加工とは
ヘラ絞り加工は、旋盤を使用して金属板を成形する加工方法の一つです。この技法は、高精度かつ複雑な形状を持つ製品を製造するために用いられます。具体的には、金属板を固定し、回転させながら専用のツール(ヘラ)を使って金属をプレスし、形状を整えていきます。今回お邪魔させていただいた工場では、材料には電気ばさみで丸く切断したアルミ板や銅板を使用しています。
旋盤、ヘラ、材料の写真
実際に見学!何を作っていたのかというと・・・
今回見学させていただいた工場では、アルミの板を使って京都のカフェで実際に使われるコップの制作をしていました。
材料を旋盤機にセットした物の数分後、コップが完成しました。ただの丸板が魔法のようにコップの形に姿を変え、職人の技に感服しました。
コップ製作を見せて頂いた後「作ってみる?」との声掛けをいただので、お言葉に甘えて挑戦することに。ドキドキ
うまくいかないと材料が破れ、廃棄するしかなくなってしまうみたいで、プレッシャー絶大です。
ざっくりと言葉で説明してもらい、すぐに挑戦。手や体の使いかたがわからず苦戦。結局、社長さんにガイドしてもらいながらの制作となりました。社長さんが製作する時間の5倍ほどかかってやっと完成。なんとか形にすることが出来ました。見ている分には簡単そうでしたが、やはり一筋縄とはいかず、簡単そうに見せる職人の業に感動しました。
記念に自分の作ったコップをいただくことが出来ました!今年最後の良い思い出になりました!
左写真の縁がないのが自作品です。縁ありと右の写真はサンプル品です。
様々な製品
見学させていただいた工場では様々なヘラ絞り製品が飾られていましたので、いくつか紹介したいと思います。
①銅を利用したライトカバー
銅の色合いが相まって、落ち着いた雰囲気の場所に使われそうです。
②黄銅を利用したライトカバー
黄銅の華やかな発色が相まって、カフェなどで利用できそうです。
③和紙を作るときに濡れた和紙を乾燥させるためのザル
パンチングメタル(ステンレス)を使用したザル。
パンチングメタルは硬いので伸びづらく、制作にはかなり苦労したとおっしゃっていた。それでも製品に仕上げているのはまさに職人技です。
④キノコ型?ランプ
こんなかわいらしい形状ののも作れるなんて驚きです!これも苦労したみたいです。
そのほかにも様々な形状の物がありました。
ヘラ絞り加工の金型はプレス加工金型よりもお安く、だいたいは1個5万円以下ほどで製作できるとのこと。お部屋、お店のインテリアや食器に非鉄金属を扱いたい!自分だけのオリジナルなものを作りたいと思った方は、お気軽にお問い合わせください。
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